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血は繋がる…武井咲が献血キャンペーンキャラクターに

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 女優の武井咲(20歳)が7日、日本赤十字社が主催する「はたちの献血キャンペーン」記者発表会に出席し、献血について熱い思いを語った。

 発表会が行なわれたのはホテルニューオータニ(東京・紀尾井町)。昨年12月に新成人となり献血キャンペーンのキャラクターをつとめる武井は「より多くの人たちにリアルな話をきちんと届けられて、献血の大切さと命の大切さを伝えていけるように頑張ります」とその意気込みを話した。

 自身が登場する新CMについて「咲ちゃん人形と今回共演したんですけど(笑)、すごく可愛らしく作ってくださって。輸血を通して男の子が元気になっていくので“繋がってるんだな”っていうあったかいメッセージが伝わる作品になったと思います」と感想を話していた。

 日本赤十字社によると寒さが深まるこの時期は献血者が減少しがちで輸血用血液の確保が難しくなる。医療機関への血液製剤の安定供給のために新成人となる“はたち”を迎える若者と各年齢層の国民に理解と協力を求めることがこのキャンペーンの目的ということだ。

 同社血液事業本部長の西本至氏は「気がかりなのは少子高齢化の時代の流れが止まりそうにないこと。今は輸血を必要とする手術に耐えられる高齢者が非常に増えている。その反面、10代20代の若者の人口が伸び悩み献血者数も思うように伸びない。30年後にその方達がその年代に達した時に、本当に充分に血液が行くのだろうかということは私たちにとって頭の痛い問題だ」とし、「IPS細胞が話題になっているが、大量の血液を一定の期間内に、患者の負担にならないコストで供給できるのはまだまだ先。今できることは将来に備えて出来るだけ多くの献血者を確保できるように訴えかけていくことだ」と話した。

 同社同本部献血推進課長の井上慎吾氏も「10代は25年、26年と通して増加傾向にある。これは国が教育機関に通知を出しているおかげだ。20代、30代の減少は少子化が大きな要因。今後は大学生の献血者を増加させていくこと、全国で献血をいただいている520万人の55%が企業における会社員の献血数は280万人ほどで、このうちの20代と30代の献血者が減少している。企業の献血も国や協力団体と連携しながら回復を図る」と話す。

 会場には武井のほかに同世代の輸血経験者で急性骨髄性白血病を乗り越え完治した遊佐つぐみさん(21歳)も登壇、LOVE in Actionプロジェクトリーダーをつとめる山本シュウを交えて、小林麻耶の進行のもとトークセッションも行なわれた。

 遊佐さんは「実際に抗がん剤の治療をすると赤血球も白血球も全部ゼロに下がるんですけど、そうすると自分の体じゃないみたいに元気が無くなるんです。でもそういう時に輸血を受けると、先ほどのCMみたいにすごく元気になって自然と笑顔になりました。皆さんが献血に足を運んで下さってるので、皆さんのおかげで自分が今生きているんだなって実感することができました」と自らの体験を披露。

 武井は山本の「献血は支え合うことがテーマ。彼氏とか支えてくれる人はいるんですか?支えてくれるならどんな人がいいですか?」という直球の質問に困惑しながらも「いないですけど(笑)、やっぱり明るい人がいいかな。優しい人。相手のことを考えられる人というか。悩んでいる時に自分のことじゃなくて私のことを話してくれたり、わかってるよって言ってくれるとすごくうれしかったりします。そうやって相手のことを思える人は男女問わず好きですね」と答えていた。

 献血についてのメッセージについては“繋がる”として「献血することによって笑顔になる人がいて、その笑顔で周りにいる人たちも笑顔になっていく。そうやって人と人とが繋がっていくのを献血を通して知ってもらえたらと思います。私も“はたち”になりまして同世代の方達が(献血を)知るきっかけがないということ(アンケート結果)だったので、私が少しでもそのきっかけになれるように、しっかりと責任を持ってやっていきたいと思っています」とトークを締めくくった。

 発表会の最後には厚生労働大臣の田村憲久氏も登壇し「献血は国民の皆様の協力のもと成り立っている。医療には欠かせないのが献血だ。1月、2月には全国でイベントをやっていくのでぜひ若い方にも参加していただきたい。ただ1つお願いがあるのは、決して献血をHIVの検査の代わりには使って頂きたくない。結果は基本的に本人には通知をさせていただかないので無駄。問診票をしっかりと見ていただいて、その上でご協力いただきたい」と強い口調で訴えていた。
《稲葉九》
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