年末年始は「9連休」!……帰省だけでなく“ちょい旅”がトレンドに? | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

年末年始は「9連休」!……帰省だけでなく“ちょい旅”がトレンドに?

エンタメ 調査
(イメージ)
  • (イメージ)
  • 年末年始のタイミングに、帰省と旅行を両方楽しむのは難しいと感じますか?
  • 今年の年末年始は、多くの企業が9連休であることを知っていましたか?
  • 今年の年末年始に“9連休”が取得できた場合、帰省と旅行の両方を楽しみたいと思いますか?
  • ANAのマーケットコミュニケーション部・渡邊勇喜氏
 今年の年末年始だが、12月30日~1月3日が休暇だと、その前後にある土日を含め9連休となることが、すでにネットなどで話題となっている。これを受けトレンド総研は5日、2013年から2014年にかけての「年末年始休暇」に関するレポートを発表した。

■「9連休、帰省と旅行の両方を楽しみたい」7割

 トレンド総研では、9連休の一部を上手に使って、気軽な旅行を楽しむ“ちょい旅”の需要が高まると予測。意識・実態を調査するとともに、商品ジャーナリストの北村森氏、ANAのマーケットコミュニケーション部・渡邊勇喜氏のインタビューを行った。調査期間は8月26日~28日で、20~40代の会社員男女(今年の年末年始に帰省する予定の人)500名から回答を得た。

 まず、「昨年の年末年始、帰省または旅行をしましたか?」と質問したところ、もっとも多かったのは「帰省をした(旅行には行っていない)」が54%で過半数を占めた。「帰省も旅行もした」と答えた人は、34%にとどまっている。「年末年始のタイミングに、帰省と旅行を両方楽しむのは難しいと感じますか?」と聞いたところ、75%と8割近くが「そう感じる」と回答している。

 そこで、「今年の年末年始は、多くの企業が9連休であることを知っていましたか?」と聞いたところ、「知っていた」と回答した人は、36%。8月末時点では、まだ多くの人が、年末年始に9連休を取得できる可能性があることを知らなかった。次に「今年の年末年始に“9連休”が取得できた場合、帰省と旅行の両方を楽しみたいと思いますか?」と聞くと、71%が「そう思う」と回答しており、年末年始に“ちょい旅”を楽しみたいという潜在意向は高そうだ。具体的には、帰省する前後に別の土地に立ち寄りたいという声や、帰省先で集まった家族らといっしょに“ちょい旅”を楽しみたいという声が多く見られた。

■年末年始の旅行トレンド

 商品ジャーナリスト・北村森氏も、「年末は帰省をして、年始は旅行に行く」「年末と年始で別々の場所に旅行に行く」「3日間は自宅で過ごし、3日間は帰省をし、3日間は旅行をする」など、さまざまな予定と組み合わせながらアクティブに年末年始を楽しむ人が増えそうだと指摘。同時に、今年の旅行トレンドとして、例年以上に「国内旅行」に注目が集まっているのも、“ちょい旅”の需要が増えると予想される理由の1つだとした。

 そのうえで「2013年は、国内の景気回復に対する期待感が高まっていることに加えて、『伊勢神宮』や『出雲大社』の遷宮イベント、『しまかぜ』や『ななつ星in九州』などの観光列車デビュー、『うどん県』や『くまもん』に代表される地域ブランド人気の高まりなど、観光客の増加につながる国内のイベントやトピックスが目立ちました。9連休の機会に、気になっていた土地に足を運んでみたいという人も多いと予想されます」と説明してくれた。

 あわせて、大手航空会社・ANAのマーケットコミュニケーション部・渡邊勇喜氏は、年末年始の“ちょい旅”を楽しむコツは、「割引運賃」の活用だとアドバイスしている。

 「年末年始の“ちょい旅”をお得に楽しむためには、交通費が安くなる条件を把握した上で、早めに計画を立てることが重要です。“お正月の前後は交通費が高い”というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、最近は年末年始でも割引を適用している会社が増えています。当社でも、以前は12月27日~1月5日の期間は普通運賃にてご案内をしていましたが、2年前からは年末年始にも割引運賃を適用するようになりました。早めに申し込めば最大約85%OFFになるので、“年末年始は航空料金が高い”というのは、もはや過去の話になりつつあります」と、最近の傾向を解説してくれた。

 たとえばANAであれば、「旅割60」という、60日前までの申し込みに適用される運賃があり、早朝・深夜の便は料金がさらに安いので、価格重視の方にとっては狙い目だという。またANAでは、年末年始期間のスペシャル運賃も今年設定しており、1月1日は国内線全路線が9,800円以下、12月31日の午後発の便も多くの路線で9,800円以下となっている(8月31日時点。座席数に限りあり)。

 また年末の「上り便」、年始の「下り便」が安くなるので、地方の人は東京に向かうのもおすすめとのこと。初売りやカウントダウンなど、この時期ならではのイベントを楽しめるだろう。その他、羽田発伊丹便は「旅割60」を利用すると、新幹線よりも安くなるため、伊丹空港から京都に向かって優雅な年末年始を過ごすパターンも紹介している。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top