Windows 8の利用シーンとして、どのような事例があるのだろうか? 藤本氏は、新インターフェースを活用した特徴的な例として、医療系のアプリを示して説明した。たとえばCRMのような使い方を想定し、顧客情報や企業情報などをダッシュボード的に表示させるケースだ。Windows 8では、320ピクセル幅の画面スペースに別のアプリを表示できるスナップ機能がある。「大きな画面ではデスクトップモードにして通常業務を行い、分割した320ピクセル幅分でトラッキングしたい企業情報やCRMの顧客リストを表示させます。それらを見ながら情報を取得したり、電話をかけることができます。こうした“ながら仕事”ができるのは、Windowsのマルチタスクの従来からの特徴ですが、新しいインターフェースの中でもそれを作り上げることができました。異なるアプリ同士、たとえばOfficeを使いながら他のアプリを横に並べて、別々の情報を視認することもできます」。