第13戦イタリアGPは、ザウバーのセルジオ・ペレスがポールシッターのルイス・ハミルトン(マクラーレン)に対して終盤に驚異的なチャージを仕掛けたものの、一歩及ばず。フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は10番手スタートから3位フィニッシュに持ち込み、ドライバーズタイトルのリードを広げた。レースの大部分で、マクラーレンの1・2フィニッシュが予想された。 残り19周のパラボリカ手前でバトンは、燃料圧力と見られるトラブルのためマシンを止めた。マッサは再び2番手に上がったが、アロンソが容易にチームメートを捉えた。終盤にはあちこちでドラマが起こる。アロンソがクルバ・グランデで芝生上に追い込まれたのは、ベッテルの過失と判定され、ドライブスルーペナルティが言い渡された。ところが、終盤5周回を残した頃、6位入賞のチャンスを残していたベッテルはチームの指示を受けてマシンを停止。オルタネータートラブルが原因と見られている。マッサには後方からは新たな脅威が接近。素晴らしいラップを重ねたペレスはマッサとアロンソを難なくオーバーテイクし、やがてトップのハミルトンの背後を脅かし始めた。結局ペレスの追い上げは時間切れで終わったが、見事に今年3度目のポディウムをものにしている。Rd.13 イタリアGP リザルト(暫定) 1: ハミルトン(マクラーレン) 1:19'41.221 2: ペレス(ザウバー) +4.356 3: アロンソ(フェラーリ) +20.594 4: マッサ(フェラーリ) +29.667 5: ライコネン(ロータス) +30.881 6: シューマッハ(メルセデスAMG) +31.259 7: ロズベルグ(メルセデスAMG) +33.550 8: ディレスタ(フォースインディア) +41.057 9: 小林(ザウバー) +43.89810: セナ(ウィリアムズ) +48.14411: マルドナド(ウィリアムズ) +48.68212: リチャルド(トーロロッソ) +50.31613: ダンブロジオ(ロータス) +1'15.86114: コバライネン(ケータハム) +1lap15: ペトロフ(ケータハム) +1lap16: ピック(マルシャ) +1lap17: グロック(マルシャ)+1lap18: デラロサ(HRT) +1lap19: カーティケヤン(HRT) +1lap20: ウェーバー(レッドブル) +2lap21: ヒュルケンベルク(フォースインディア) +3lap22: ベッテル(レッドブル) +6lap23: バトン(マクラーレン)リタイア24: ベルニュ(トーロロッソ)リタイアファステストラップ:ロズベルグ 1'27.239