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東大が東大めざす受験生にアドバイス

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 東京大学のWebサイトでは、東大を志望している受験生向けに「高校段階までの学習で身につけてほしいこと」を掲載。教科別に「国語」「地理歴史・公民」「数学」「理科」「外国語」について紹介している。

 「国語」は、総合的な国語力の中心となる「文章を筋道立てて読みとる読解力」と「それを正しく明確な日本語によって表す表現力」の2つを養うように心がけてほしいという。入試の出題にあたっては、基本的な知識だけでなく、自らの体験に基づいた主体的な国語の運用能力を重視する。そのため、設問への解答は原則としてすべて記述式となっている。

 「地理歴史・公民」は、細部にわたる知識の量ではなく、知識を関連づけて分析、思考する能力を重視するという。「総合的な知識」「知識を関連づける分析的思考力」「論理的表現力」の3つが求められ、入試では、地図・図表などの資料を用いた問題や文章で解答する論述式の問題が出題される。

 「数学」は、社会事象を客観的に表現し予測するための手段ともなっている。将来、数学を十分に活用できる能力を身につけるために「数学的に思考する力」「数学的に表現する力」「総合的な数学力」を養うための学習を心がけてほしいという。単に定理・公式を用いて問題を解くだけでなく、数学的に考え、解答に至る道筋を論理的かつ簡潔に表現する訓練が必要としている。

 「理科」は、文系・理系を問わず、社会における自然科学、先端技術が関連するさまざまな分野において、問題の本質を見つけ、課題解決に導くための考え方の基礎となる教科と位置づけている。このため、「自然現象の本質を見抜く能力」「原理に基づいて論理的にかつ柔軟に思考する能力」「自然現象の総合的理解力と表現力」を養成する学習を目指してほしいという。

 「外国語」は、英語のほか、ドイツ語、フランス語、中国語等による受験が可能。共通して求められる能力は「外国語による理解力と表現力」。とくに、外国語として選択されることの多い英語については、「英語による受信力」「英語による発信力」「批判的な思考力」の3点が求められるという。こうした英語力を身につけるためには、発音・語彙・文法構造などの細部の把握と、論理構成の理解や文化的背景についての知識に裏打ちされた大局的な把握との両面での訓練が必要としている。

 これらの中には、出題の意図がうかがえる。東大を目指す受験生にとって、これからの受験勉強の指針になりそうだ。

【大学受験】東大目指す受験生向け「高校までの学習で身につけてほしいこと」…教科別に紹介

《工藤 めぐみ》
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