京大図書館がシステムを刷新、次世代OPACを構築……富士通 iLiswave-Jを活用 | RBB TODAY
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京大図書館がシステムを刷新、次世代OPACを構築……富士通 iLiswave-Jを活用

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 国立大学法人京都大学は、富士通の大学図書館業務パッケージ「iLiswave-J」を活用して図書館システムを刷新した。本システムには、文献の検索機能として、次世代OPAC(Online Public Access Catalog、オパック)サービスが装備されており、20日よりサービスが提供される。

 システムでは、学術情報リポジトリのコンテンツなどを含むすべての京都大学図書館所蔵文献のほか、他の大学や機関の蔵書や電子ジャーナル、商用データベースも一つの検索画面から検索することができる。また、検索対象の切り替えや、検索を容易にする各種の次世代OPAC機能により、京都大学様の蔵書のみでも650万超という膨大な検索対象の中から、目的の文献をすばやく見つけ出すことができる。

 京都大学図書館機構では、業務の効率化と、より高度な図書館サービスの提供を目的として、1985年以来、業務のシステム化を行なってきた。近年、電子コンテンツが増加し、ソーシャルメディア、Web APIなどの高度なWeb技術を駆使した新しいサービスが登場してきたため、これらに対応できるシステムの導入が急務となっていた。このような変化に対応するため、京都大学と富士通は、富士通の大学図書館業務パッケージ「iLiswave-J」を活用して図書館システムを刷新した。

 受注金額については、月額480万円の利用料で60カ月間の利用。初期の構築費用もこの利用料に含まれる。構築金額・契約形態は、個別見積もり、個別対応となる。

 京都大学は、今後、スマートフォン、スレートPCなどの次世代端末用OPACアプリケーションも提供し、いつでも、どこからでも、快適に図書館サービスを利用できる環境を整備する予定だ。

 また富士通は、京都大学で提供した次世代OPAC機能をさらにブラッシュアップして従来の「iLiswave-J V2」に組み込み、「iLiswave-J V3」として2013年1月に販売開始予定だ。販売目標は3ヵ年で76システムで、年間販売目標は26システム。パッケージ価格は未定だ。
《高木啓》
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