Google Science Fairは毎年行われている学生向けのイベントで、猫はなぜゴロゴロ喉を鳴らすのか、といった身近なテーマを学生が研究し、その成果を競い合うもの。日本からも、アジア・オセアニ地域のファイナリストとして関西学院高等部チームが選出されていた。
グランプリを受賞したのは、13~14歳カテゴリーは米国のヨナ・コーン君。難聴者に音楽を楽しんでもらうための、音を触覚振動に変換する装置の研究。15~16歳カテゴリはスペインのイバン・ロドリゲス君で、一滴の水に存在する生物と、それが人間の環境にどう影響するかを研究した。17~18歳カテゴリは米国のブルターニュ・ウェンガー君が受賞。乳がんの診断に役立つグローバルニューラルネットワーククラウドサービスの研究が認められた。
受賞者の発表は盛大なセレモニーの形式で行われ、その模様はYouTubeを通して配信された。受賞者には奨学金10万ドルやガラパゴス諸島への旅行などがプレゼントされる。なお、日本からの参加チームは各地域のファイナリスト90組に選ばれたが、15組に絞られるワールドファイナリストの選に漏れた。