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【レビュー】シリーズ最新モデル、進化した「GALAXY SIII」ファーストインプレッション

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「GALAXY SIII SC-06D」ホーム画面
  • 「GALAXY SIII SC-06D」ホーム画面
  • 「GALAXY SIII SC-06D」
  • 「GALAXY SIII SC-06D」
  • 「GALAXY SII WiMAX」との比較
  • このように手の横腹でなぞるとキャプチャーがとれる
  • 「GALAXY SII WiMAX」との比較
  • スマートステイ機能の説明
  • 目線を検知すると、画面上部に目のアイコンが
 キャリア各社の夏モデルが出そろい、いよいよ夏商戦本番が始まる。そんな中、シリーズ最新モデルとして注目され、28日に発売される「docomo NEXT series GALAXY SIII SC-06D」のデモ機を入手したので、その特徴を紹介したい。

 初めに概要をおさらいすると、「GALAXY SIII SC-06D」は、約4.8インチの大画面HD SUPER AMOLEDディスプレイに、1.5GHzデュアルコアCPU、2GBのRAM、32GBのROMを搭載し、高速通信Xi(クロッシィ)、さらに同シリーズとして初めておサイフケータイに対応している。本体サイズは約137×71×9.0mmで、重さは約139g。バッテリーは2100mAhと大容量で、発売時から2色のカラバリ(Pebble Blue、Marble White)が用意されるのも初めてとなる。

■大画面化と持ちやすさを両立

 まず外観だが、画面サイズが約4.8インチと大きくなったにも関わらず、本体サイズはauから発売された「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」(画面サイズ約4.7インチ)とほぼ同じで、厚みに関しては約0.5mm薄くなっている。その薄さに加えて、より丸みをおびたラウンドフォルムになったことで、想像以上に持ちやすく、操作しやすくなっていると感じた。前回、「GALAXY SII WiMAX」のレビューで、片手での操作は厳しいものがあると書いたが、「GALAXY SIII SC-06D」は、慣れてくれば片手での操作も苦ではなくなるかもしれない。

■GALAXYならではの操作感が、CPU・RAMのパワーアップでさらに向上

 次に操作性について、既にSIIの時点でかなりサクサク動くという印象があり、GALAXYといえば軽快な操作性というのはかなり認知されてきているのではないかと思う。今回のSIIIでも指に吸い付くような操作性は健在で、基本的な操作でストレスを感じることはほぼ無かった。ただ欲を言えば、ホーム画面をスライドする際に、指を真横ではなく斜め方向に動かした時の反応が少し鈍い気がしたが、ここまで来れば好みの問題ともいえる。それよりも印象的だったのは、WEBブラウジングや多数のアプリを立ち上げた際のスムーズな挙動で、新型CPUと2GBのRAMを搭載した恩恵を十分に感じられた。動画を別ウインドウで再生しながらメールなどの操作が出来るのも、こうしたハードの進化があってこそで、もちろん多数のアプリやブラウザを立ち上げたままにするのはバッテリー消費からすると良くないのだが、突然フリーズしたりアプリが落ちてしまうことがないのはありがたい。高画質の動画再生も滑らかで、4.8インチHD SUPER AMOLEDディスプレイの高精彩画面、Xiの高速通信、CPUとRAMのパワーアップによる高い処理能力が融合して、ストレスなくリッチなコンテンツが楽しめる。

■進化したMotion UXや大容量バッテリーにも注目

 バージョンアップしたMotion UXなど先進機能も魅力のひとつ。特に気に入ったのは、手の横腹で画面を左から右(もしくはその逆)になぞることでスクリーンキャプチャが取れる機能で、これまでのようにホームボタンと電源ボタンの同時押しでもキャプチャは取れるのだが、より直感的な操作感が楽しい。また、大きな特徴として挙げられているのがユーザーの目線を検知してディスプレイライトをコントロールする「Smart Stay」機能。これは、画面を見ている限りは操作しなくてもライトが消えず、目線を外すと消灯するというもので、バッテリー消費のムダを軽減したり、いちいち画面に触れ直してライトをつけるといった手間を省いてくれるが、まだ今一つ精度が甘いようにも感じた。こちらの動きとズレが生じると逆にストレスを感じてしまうので、もう少し改良を期待したい。

 2日間しか触る時間がなくあまり細かいところまで試せていないが、そのほか気になったことを幾つか挙げる。バッテリーについては2100mAhの大容量ということもあり、かなり“持つ”と感じた。ただ、要注意なのは、前述したように処理能力が上がっている関係で、無意識にたくさんのアプリ等を立ち上げてしまうこと。こういった使い方をしてしまうとバッテリー消費はどうしても大きくなってくる。スマートフォンを使い慣れていない人には少し難しいかもしれないが、起動アプリケーションの細めなチェックは必須だろう。また、OSの処理能力向上にも起因するかもしれないが、カメラの起動時間、及び撮影間隔が非常に短くなっており、使いやすくなっている。おサイフケータイ対応というのも、ガラケーから買い替える人には嬉しいところだろう。ROMが32GBというのも頼もしい。

 GALAXYブランドが確立され、今回の「GALAXY SIII SC-06D」では一部のアーリーアダプターだけではなく、万人をターゲットにしたスタンダードモデルに変貌していく姿勢が感じられる。明日発売だが、既にかなりの数の予約が入ってきているとも聞く。間違いなく夏商戦の主役の一つになっていくだろう。
《白石 雄太》
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