米Facebookは15日（現地時間）、米証券取引委員会（SEC）への株式上場申請文書を改定した。株式公開時の株価が1株あたり28～35ドルだったのを、34〜38ドルに変更。調達資金は最大で147億ドルに達する。 正式な発表はないものの、Facebookは18日に株式公開を実施する見込み。米国では急成長して株式公開に踏み切るIT企業は珍しくないが、その中でもFacebookの株式公開はそのスケールの大きさから注目を集めている。申請文書によると、Facebookはその会員数が9億人以上に上る。また、同社の時価総額は1000億円を超えると見られている。 一方で、Facebookはすでに成長が頭打ちになっているとの見方もあり、必ずしも順風満帆ではない。複数の米メディアは、米国で最大の広告主のひとつであるゼネラルモータースがFacebookの広告を中止すると報じた。理由は広告に対する反応が少ないためだという。こうした中で、Facebookの株価の動向が注目を集めている。
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