フールージャパンは12日より、オンライン動画配信サービス「Hulu（フールー）」の月額視聴料をこれまでの1480円から980円に値下げする。 Huluは2011年9月に日本国内でサービスを開始。月額固定で映画やドラマ、アニメなどの配信コンテンツが見放題となる。現在は、PCやスマートフォン、タブレット端末だけでなく、サービス対応のスマートTVやセットトップボックス（STB）などといった多様なデバイスでの視聴が可能。ひとつのアカウントで複数のデバイスでの視聴ができることも特徴だ。 今回の発表にあわせてHulu 国際部 上級副社長のヨハネス・ラーチャー氏が来日。ラーチャー氏は記者説明会で、「新規ユーザーだけでなく既存のユーザーにも、Huluの新たな付加価値が提供できることになる。値下げの料金体系でも、コンテンツパートナーに対して売上を還元できる」と自信を示した。 ラーチャー氏によれば、日本でのビジネスについて具体的な数字は示さなかったものの、「順調に伸びている」とコメント。コンテンツ数は2011年9月のサービス開始時と比較して213%となったことを明らかにした。Huluでは特に日本国内のコンテンツパートナー開拓に力を入れており、ここ数ヶ月で角川書店や松竹、東映、テレビ東京などからコンテンツの提供を受けるようになった。 980円への値下げに伴い、すでにサービスに加入している利用者には、直近の請求額から500円引きにして対応するという。新たな登録者には、2週間無料でサービスを利用できるお試しサービス利用期間も設けるとのことだ。
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