シマンテックの2011年度の企業戦略……ミドルウェアを中心とした水平展開 | RBB TODAY

シマンテックの2011年度の企業戦略……ミドルウェアを中心とした水平展開

ブロードバンド セキュリティ

「Symantec Endpoint Protection 12」
  • 「Symantec Endpoint Protection 12」
  • 「Symantec Endpoint Protection 12」
  • 「Backup Exec System Recovery」
  • NTTドコモとの共同開発による、ノートPC向けの情報漏洩対策ソリューション
  • シマンテックの基本戦略
 シマンテックは8日、同社の戦略説明会を開催し、代表取締役社長 河村浩明氏が登壇した。この中で河村氏は、2014年にセキュリティ、ストレージ、バックアップソフトの分野でシェアNo.1を目指すと述べた。

 冒頭で河村氏は、2011年のIT業界のトレンドとして「セキュリティ脅威」「モバイル」「クラウド」「仮想化」「データ急増」の5つをあげた。「セキュリティ脅威」については、2000年~2009年の10年間で、新しく作成されるウィルスファイルの数が、5個/日から8,000個/日へ急増したといい、河村氏はこのような飛躍的に増加したマルウェアに対処するためには、技術的なイノベーションが必要だと述べた。また今後5年間でエンタープライズ市場におけるデータ増加率が800%に達し、非構造化データが80%を占めるとの予測(ガートナー・リサーチ調べ)を紹介した。ストレージベンダーだけが儲かるような状況ができているとして、顧客側で情報の管理を行えるようなイノベーションの必要性を説いた。

 また河村氏は、2011年度の基本戦略として「ディストリビューション・チャネルのシェア向上」「OEMパートナーへのエンベデッド ソリューション」「Big Enterpriseにおけるビジネス強化」「クラウドサービス」の4点をあげ、セキュリティバックアップソフト、ストレージなどミドルウェアにしぼった水平展開を行っていくとした。またテクノロジーアライアンスを中心とした他社との連携である「エコシステム」の構築も進めていくとして、グローバルではVMWareやHP、国内では富士通、NEC、日立などをあげた。特に富士通、NEC、日立との協業売上実績(2011年度見込み)が過去最高になると見込んでおり、今後もこれらの国内企業との連携を進めていく意向を示した。またNTTドコモとの共同開発製品として、ノートPC向けの情報漏洩対策ソリューションが今秋に発売が予定されている。これは行方が分からなくなったノートPCを、管理者が遠隔操作でシャットダウンできるというもの。

 中小企業の市場に向けた目玉製品として、「Symantec Endpoint Protection 12」(以下、SEP 12)と「Backup Exec System Recovery」(以下、BESR)の次期製品を今夏以降に発売する予定だという。

 SEP 12は、ブラックファイルに含まれる既知のファイルに加え、ユーザーの評判・評価の情報を加味した検知方法「レピュテーション」を用いることで、有害でありつつもあまり知られていないファイルへの対処が可能になった。またホワイトリスト(信頼できるファイルのリスト)を設け、それらを脅威の対象からはずすことでPCやサーバの負荷を減らした。さらにプログラムの動作を分析する「ビヘイビア分析」の導入により、ゼロデイアタックの防止を図った。

 「Backup Exec System Recovery」の次期製品では、24時間365日サーバをとめずに運用しながら、システム/データのバックアップの取得が可能になる。またバックアップしたデータのリカバリも数分で行えるようになる。
《RBB TODAY》

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