日本オラクル、高性能Java VM「Oracle JRockit」の最新版を提供開始 | RBB TODAY
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日本オラクル、高性能Java VM「Oracle JRockit」の最新版を提供開始

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
 日本オラクルは、サーバ側に最適化された高性能Java Virtual Machine「Oracle JRockit」の最新版「Oracle JRockit R28」を7月6日より提供開始する。

 Java Virtual Machine(JVM)は、Javaバイトコードを各プラットフォーム用言語に変換して実行するソフトウェア。「Oracle JRockit」は、JavaEE(Java Platform, Enterprise Edition)アプリケーション・サーバ「Oracle WebLogic Server」の信頼性、高速性、および管理容易性をさらに高める高性能JVMとなっている。特に通信、金融、公共、公益など、システムに高い安定性や信頼性が要求される業界や、オンライン証券、ECサイトなど性能問題や障害が収益に直接影響するシステムに適しているとのこと。

 「Oracle JRockit」では、Javaコードや、メモリ、スレッド管理の最適化による高いパフォーマンス、ガベージ・コレクションアルゴリズムの最適化による安定性の向上、専用管理ツール「Oracle JRockit Mission Control」活用による無停止メンテナンスなどが提供されている。最新版「Oracle JRockit R28」では、開発環境のみならず本番環境において、「Oracle JRockit」および「Oracle WebLogic Server」の挙動を常時記録し、万一の障害対応を支援する「JRockit Flight Recorder」が新機能としてリリースされた。「JRockit Flight Recorder」は、「Oracle JRockit」がもともと備えている「Oracle JRockit」自体の挙動を最適化するための自己モニタリング機能を、内部的に利用することで、数パーセント程度の低負荷を実現した。「Oracle JRockit」および「Oracle WebLogic Server」の全挙動の常時記録、ダンプファイル(バックアップファイル)の自動出力に対応する。

 「Oracle JRockit」は「Oracle WebLogic Server」のライセンスに含まれる。「Oracle JRockit Flight Recorder」は、「WebLogic Server Enterprise Edition」で利用可能。「WebLogic Server Enterprise Edition」の価格は2,853,270円/Processor(税込)、57,105円/Named User Plus(税込)。
《冨岡晶》
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