BDA、ブルーレイの新規格「BDXL」「IH-BD」を発表 ~ 容量128GB、ハイブリッドに対応 | RBB TODAY
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BDA、ブルーレイの新規格「BDXL」「IH-BD」を発表 ~ 容量128GB、ハイブリッドに対応

エンタープライズ ハードウェア
 米Blu-ray Disc Association(ブルーレイディスク アソシエーション:BDA)は現地時間2日、ブルーレイディスクの2つの新規格「BDXL」(大容量記録書換え可能ディスク)と「IH-BD」(イントラハイブリッドディスク)を発表した。

 「BDXL」は、主にビジネス向けの仕様で、100GBおよび128GBの追記型ディスク、100GBの書換え型ディスクとなる。現行規格では片面1層ブルーレイディスクには最大25GB、片面2層ブルーレイディスクには最大50GBのデータが記録できるが、BDXLは記録層を3~4層にすることで大容量化を実現した。大量のデータをアーカイブ化する必要のある放送、医療、電子文書化サービスプロバイダなどを対象にしているが、BDレコーダーが幅広く消費者に受け入れられている地域では、BDXLの民生用バージョンの発売も期待されるという。

 「IH-BD」(Intra-Hybrid discs)は、1層のBD-ROM層(25GB)と1層のBD-RE層(25GB)を重ねたディスクとなる。BD-ROM層で通常の固定データを公開するとともに、BD-RE層を利用して同じディスクに個別データを保存することも可能。IH-BDは、公開データと関連ユーザーデータを便利な1枚のディスクに収めることが求められる、特定の消費者用途に応じたものだという。

 「BDXL」「IH-BD」の最終的な仕様については、数か月中に決定される予定。いずれも特定市場分野の用途に合わせて特別に策定されたフォーマットのため、記録および再生には新たに設計されたハードウェアが必要となる。ただしBD-XLおよびIH-BD向けの新ハードウェアデバイスは、既存のブルーレイディスクを技術的にサポート可能。

 BDAはブルーレイディスク規格の策定や普及促進を目的に活動しており、アップル、デル、ヒューレット・パッカード、日立製作所、インテル、LG電子、三菱電機、オラクル、パイオニア、パナソニック、フィリップス、サムスン電子、シャープ、ソニー、TDK、テクニカラー、20 世紀フォックス、ウォルト・ディズニー、ワーナー・ブラザーズを始め、170社以上が加盟している。

※[訂正]初出時の発表より記述の変更があったため、より正確を期すため内容を訂正いたしました。

《冨岡晶》
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