富士通の手のひら認証技術は、セキュリティエリアの入退出認証でも利用しているが、問題になるのは“共連れ”と呼ぶ行為だ。これは、1人分の認証で複数人がセキュリティエリアに入ってしまうこと。富士通フォーラム 2008では、画像認識技術を組み合わせることでこれを防ぐ技術を展示している。 この画像認識技術は、天井に設置したカメラと床の色を組み合わせることで、入り口付近にいる人数を確認するというもの。たとえば、2人いるのに認証は1人分しか行わなかった場合は入り口が開かない。 このほかに手のひら認証技術の応用として、勤怠管理システムや電子カルテシステムへのログインを紹介。PCに接続できるマウスと一体にした機器も並べていた。