HP Imprintは、世界的で85%のシェアを持つという日本写真印刷(NISSHA)の加飾システムを利用した技術。樹脂を溶かして型に流し、冷やしていくことでボディ素材が形作られるわけだが、HP Imprintはその過程でフィルムに印刷されたグラフィックパターンをボディ素材そのものに転写してしまうのだ。あとから塗装された一般的な素材に比べると傷がつきにくく、耐久性に優れ、しかも細かいデザインが施せるというわけだ。モデルを見てみると、例えば天板の角にまで美しくデザインが入っていたり、天板を開いた内側やタッチパッドにも模様が入っているのがわかる。
このHP Imprintにより転写されるZEN-designも斬新である。天板にうっすらと浮かび上がるデザインは、「雫」や「息吹き」「芽生え」など、いずれも自然をモチーフにしたもの。エレガントで落ち着きのある存在感はなかなかのものだ。まずはデスクトップの代替としてバリバリ使えそうな主力モデル「HP Pavilion Notebook PC dv6700/CT」について触れてみたい。
続いてはdv6700/CTよりもひと回り小さい14.1インチワイド液晶ディスプレーを搭載した「HP Pavilion Notebook PC dv2705/CT」。デザインもdv6700/CTを継承していて、使いやすいON/OFF機能が付いたタッチパッドほか、タッチ式のQuickPlayなども搭載。インターフェース類も右側面にUSB端子を2つ装備させたりと少し整理されているが、基本的にはほぼ同じといった印象。弟分的なモデルになっている。