シマンテック コーポレーションは28日に、ボットネット対策に特化したセキュリティ・ソリューション「ノートン・アンチボット」を発表、発売を開始した。「ノートン・アンチボット」は、業界初のリアルタイムでボットを検出・駆除する個人ユーザ向けソリューションとなる。 「ノートン・アンチボット」は、“ボット”という気づかれにくい脅威を阻止する新製品。PC内のアプリケーションやプロセスを24時間監視し、既存のセキュリティ・ソリューションを補完するもう一層の保護レイヤーとして、不正アクセスや改ざんに対応する。 シマンテック セキュリティ レスポンスによると、アクティブなボットネットワークコンピュータは増加傾向にあり、2007年上半期には、1日平均52,771台のアクティブなボットネットワークコンピュータが発見されたとの報告もある。過去のウイルスやワームと違い、現在のボットはステルス性が高く、PCにひそかに自らをインストールして「ゾンビ」コンピュータに変えてしまい、ボットマスターから送られてくる新しい命令を常時実行することが可能となる。「ノートン・アンチボット」は、アクティブなビヘイビア分析によるヒューリスティック・スキャンの検出システムを常時稼動させる。この技術はファイルとアプリケーションのビヘイビアを常に分析しているため、他の方法では発見できないマルウェアでも、有害な動作をした瞬間に確実に発見し駆除できるという。 「ノートン・アンチボット」は、シマンテックストア(オンラインストア)にてダウンロード販売を開始しており、販売価格は販売価格は3,990円となる。ノートン・アンチボットとノートン・インターネットセキュリティ2008とのセット販売では10,290円となる。1ライセンスで3台までのコンピュータでの使用が可能で、1年間の保護情報アップデートサービスが含まれる。