さらに高速になった「GFI電子割符Neo-V2」〜データを複数の割符データに分散する秘密分散技術
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GFI電子割符は、任意のデータを複数のデータ(割符データ)に分散し、異なる媒体に格納することにより情報の秘匿や改ざん防止を実現する「秘密分散技術」と呼ばれるセキュリティ技術だ。すべての割符が揃わないかぎりオリジナルデータを復元することができず、共通鍵暗号のようにパスワードが漏洩し、すべての暗号文がいっぺんに解読されてしまうような危険性もない。GFI電子割符では割符データの総和サイズが、オリジナルデータのサイズにほぼ等しくなるように分散されるため、出力容量や入出力時間などが他の秘密分散手法に比べて小さな値となっており、データ処理に適しているとのこと。
最新版となる「GFI電子割符Neo-V2」は、旧バージョンと比較してC++版で約5倍、JAVA版で約9倍の処理速度を実現した。また今回開発した独自の技術を施すことにより、強度も向上している。入力データサイズに関係なく1MB程度の少ないメモリ使用量で動作するのも特徴だ。
「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」(内閣官房情報セキュリティセンタ)や「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」(経済産業省)等に対応するには、「GFI電子割符」などに代表される「秘密分散技術」が必須とのことで、今後要注目の技術だといえる。