日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、高信頼化機能を強化〜障害検知の精度向上など | RBB TODAY
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日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、高信頼化機能を強化〜障害検知の精度向上など

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 日立製作所 情報・通信グループは、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony(ブレードシンフォニー)」ハイエンドモデル「BS1000」において、基幹システム向け高信頼化基盤を独自に開発したことを発表した。31日より最新のデュアルコア インテルItaniumプロセッサ(9100番台)を搭載しBS1000用サーバブレードをあらたにラインアップに追加し、順次販売を開始する。従来のサーバブレードに比べ、約10%の処理性能向上を実現しているほか、最大メモリ容量を従来の2倍の64GBに増強し、高速化が図られている。この他、サーバブレード、ストレージ、ネットワークの統合運用ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite」との連携により、大量サーバや遠隔サーバを効率よく管理するための機能も強化された。

 BladeSymphonyは、ブレードサーバを核とし、ストレージ、ネットワーク、システム管理ソフトウェアを一体化したITプラットフォーム。今回あらたに開発された機能は、問題発生時のシステム切替え高速化(高速ホットスタンバイ)、日立ストレージ専用高信頼ドライバ、OS障害発生時のハードウェアダンプ機能やログ環境基盤で構成される。

 問題発生時のシステム切替え高速化としては、リレーショナルデータベース「HiRDB」、高信頼化システム監視機能「HAモニタ」、およびサーバブレード「BS1000」の連携により、問題発生時のシステム系切替えを従来の数分から十数秒に高速化する。この技術を高速化ツールとして活用し、「高速ホットスタンバイオプション」として提供する。

 また、日立が独自開発したファイバチャンネルアダプタとの組み合わせにより、PCI スロット、ファイバチャンネルアダプタ、ファイバチャンネルケーブルなど、I/Oパス上のさまざまなハードウェア障害の検知精度が向上、「高信頼ストレージ連携オプション」として提供する。同時に高信頼ネットワーク二重化ドライバにより、指定されたノードとのパケット送達確認による経路障害検知を確実にする技術を「高信頼ネットワーク連携オプション」として提供する。

 ハイエンドモデル「BS1000」では、OSが起動しているかどうかに関わらずメモリダンプ取得を可能にするハードウェアダンプ機能とメモリダンプ取得ツールを「ダンプ取得強化オプション」として提供する。

 また、Windows、Linux、HP-UXの各システムを対象に、あらたに設定した目的別メニューを含めて標準メニューとして提供する。

 BS1000用IPFサーバブレードの提供価格は173万2500円より(Microsoft Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux AS4、HP-UX 11i V3。インテルItaniumプロセッサ9120N×1、メモリ2GB、OS無しの構成の価格)。サポートサービスは、BS1000用ベーシックサポートサービス(シルバー)などが年額147,420円より。
《冨岡晶》
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