BlackBerryを国内企業の戦略ツールに——RIMジャパンがピーアール | RBB TODAY

BlackBerryを国内企業の戦略ツールに——RIMジャパンがピーアール

 「名前はそれなりに有名だが、日本では見たこともないという方が非常に多い」「展示会とかショーを通じて訴求に心がけているが、いつから売られるんでしょうか?と聞かれることもある」

エンタープライズ モバイルBIZ
リサーチ・イン・モーション・ジャパンの製造部門プロダクトマネジメント&マーケティング部マネージャー 小林盛人氏
  • リサーチ・イン・モーション・ジャパンの製造部門プロダクトマネジメント&マーケティング部マネージャー 小林盛人氏
  • BlackBerry 8707h
  • BlackBerryのネットワークアーキテクチャー
  • ITポリシー例
  • 価格例
 「名前はそれなりに有名だが、日本では見たこともないという方が非常に多い」「展示会とかショーを通じて訴求に心がけているが、いつから売られるんでしょうか?と聞かれることもある」

 リサーチ・イン・モーション・ジャパンの製造部門プロダクトマネジメント&マーケティング部マネージャー 小林盛人氏は、IPコミュニケーション&モバイル2007の会場で話しだした。リサーチ・イン・モーション・ジャパンは、スマートフォン「BlackBerry」の製造元であるResearch In Motion(RIM)の日本法人。昨年9月に、NTTドコモ法人営業部門を通して「BlackBerry 8707h」の販売がはじまっている。また今年7月には両社合同の記者会見にて日本語対応版が発表され、同月販売が開始された。「実は端末だけのソリューションではなくて、サーバーとセットになったソリューション。一般の端末、いわゆるWindows Mobile系であるとかSymbian系などと比較されるが、残念ながら日本では端末1台だけを個人ユーザー向けとして販売することはない」。

 国内でも注目度が高まる端末だが、海外では「今やメールやスケジューラーの域を越えて業務系の一端末として活躍している」という。小林氏は、その例としてビジネスインテリジェンス (BI) のコグノスが、BIソリューション「Cognos 8 Go Mobile」をBlackBerryに対応させた点を挙げた。さらに海外でのBlackBerryの普及を示す数値として、北米を中心とした調査機関のデータを紹介。平均的なBlackBerryのユーザーが1日あたり60分を生産的な時間として活用しているデータを示し、「私自身の例でいうと、電車のちょっとした待ち時間にBlackBerryのメールを返信してしまう。1日1日積み上げていくと年間250時間くらいの生産的な時間を使うことができる。組織で見た場合38%業務効率の向上を図ることができる」(小林氏)と説明した。また、平均年間に2500通のメールと1200件以上の通話がモバイル環境で処理されており、154日(約5か月)で投資回収が可能。1拠点あたり約50台ほど使っているユーザーでも、デバイスの管理に月10時間くらい、BESに関しても9時間くらいで管理コスト抑えることができるソリューションであると強調した。

 BlackBerryのネットワークアーキテクチャーは下の図のようになっている。企業のFirewallの内側にBlackBerry Enterprise Serverを構築し、8707hとの間で暗号化をしてセキュリティーを保ったメールのやりとりをする。「日本では3Gというネットワークを使っているが、海外に出かけた時には自然に切り替わり、端末、サーバに特別な設定も必要ない。たとえば米国の飛行場に降り立ったら端末に溜まっているメッセージがどどっと送られてくるということで、非常に使い勝手のいいソリューションになっている」。

 BlackBerryは意識することなくExchange、ドミノと連携し、サーバのメールが逐一送られてくる。添付ファイルも閲覧できるので、オフィスドキュメントやPDF、画像データも端末から閲覧できる。また、スケジュール、アドレス帳、メモ帳などの同期も備えており、例えばExchangeを使って会議の招集をしても、承認、拒否も可能だ。

 セキュリティーの面ではどうだろうか? 会社のメールアドレスをそのまま使うことができるので、わざわざモバイル用に別のアドレスを名刺に刷ったり必要がないのは便利だが、個人情報の漏えいが気がかりだ。特に、企業では個人情報保護法が施行されてからパソコンを外に持ち出すことが難しくなっており、仕方なく携帯に転送する裏ワザを使っているユーザーも多い。その点については「BlackBerryは多くのITポリシーを実装しており、遠隔から端末の情報を消すこともできるし、仮に端末が盗難にあって圏外でBlackBerryを分解してみようとした際には、一定時間端末が通信を行わないと勝手に端末が中身を消してしまう機能も備わっている」という。下記に示したのが、BlackBerryのITポリシーの例だ。

 また、パケット代については次のように説明。「メールをプッシュする際もBES(BlackBerry Enterprise Server)が1通あたり2KBしか送信しない。だから1日100通のメールを受けるとるという方でもわずか200KBのメールが届くだけで、パケット代金が安く抑えられる」。メールに添付ファイルがある場合は、まずファイル名のみを表示し、要求に応じて圧縮したデータが送付される。すべてのメール、データを圧縮・最適化して送信するので、実際の通信データ量は、メールサーバ上の元データ量に比べて極めて少ないという。

 ちなみに値段は以下の通りになっている。

 「当初は外資系の顧客中心だった」という同端末だが、国内企業でも採用が徐々に増えてきているとのことで、今後が期待される。
《RBB TODAY》

関連ニュース

特集

page top