「ホームページ・ビルダー11」の販売をめぐり日本IBMがソースネクストを反訴〜4/11付のソースネクスト側提訴を受けて | RBB TODAY
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「ホームページ・ビルダー11」の販売をめぐり日本IBMがソースネクストを反訴〜4/11付のソースネクスト側提訴を受けて

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 ソースネクストは2日、「訴訟の提起に関するお知らせ」と題する文書を発表し、日本アイ・ビー・エムから10月1日付で訴訟の提起を受けたことを公表した。

 ソースネクスト側発表によれば、「ホームページ・ビルダー11」における独占ライセンス契約およびlBM支援サービス契約に関する訴訟に対する反訴となっている。まず日本アイ・ビー・エムが同契約に違反し他社にもライセンス供与し販売を行ったため、独占販売部分(3億円)の支払債務がないことを確認するため、日本アイ・ビー・エムに対しソースネクストが4月11日付で債務不存在確認請求訴訟を提起した。これに対して、日本アイ・ビー・エムはソースネクストとの契約解除を主張し、この解除によって2億9999万9280円の過失利益が生じたとして、10月1日付で損害賠償請求反訴を提起したとのこと。実際に記者が調べたところ、他の第3社がホームページ・ビルダー11に他ソフトや書籍をバンドルして販売している商品の存在を確認した。

 同文書内でソースネクストは「ホームページ・ビルダー11のライセンス契約において、当社が取得した非独占的な販売権相当額を、すでに対価として支払っており、日本アイ・ビー・エム株式会社の主張に応ずる義務はないと考えております。今後裁判において当社の正当性を主張してまいります」としており、今後の経緯についても適時開示を行うとのことだ。一方日本アイ・ビー・エム広報は「ソースネクストからの提訴と当社からの提訴について、その事実はあるが、係争中の案件のためコメントできない」としている。

 なお、ソースネクストの今期(平成20年3月期)の業績見通しについては、当該独占販売部分(3億円)は当初の契約に基づき費用として計上済みで、日本アイ・ビー・エムの主張が認められた場合も業績への影響はないとしている。
《冨岡晶》
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