住友電工、テレビのアンテナケーブルを利用した200Mbpsの高速モデム | RBB TODAY
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住友電工、テレビのアンテナケーブルを利用した200Mbpsの高速モデム

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ヘッドエンド(HE)「CAU2510」
  • ヘッドエンド(HE)「CAU2510」
  • CPE「CTE1510」
  • システム構成例
 住友電気工業は25日、最大200Mbpsでの通信が可能な同軸用モデム「ACLC(Advanced Cable Link Communications)」シリーズを発売した。価格はオープン。

 今回発売されたのは、テレビ共聴用同軸ケーブルが敷設されている建物内での利用が可能なヘッドエンド(HE)「CAU2510」、およびCPE「CTE1510」の2製品。

 同軸ケーブルは、PLCに利用される電力線と比較すると反射や伝送損失などの線路品質が高い上に電磁波をシールドしているため、不要放射による外部への影響が少ないのが特徴。HEをテレビ共聴用同軸ケーブルの途中に分配器、または分岐器を利用して設置し、各部屋のテレビ端子にCPEを設置することでネットワークの構築が可能だ。また、CPEは親機として利用でき、CPEが親機の場合は最大32台、HEが親機の場合は最大64台を接続できる。

 価格はオープンとなっているが、想定実売価格はヘッドエンドで9万円前後、CPEで2万5千円前後としている。現状では、エンドユーザーへの販売というより、病院、公共施設、企業、ビル向けの機器として開発したとのことである。

 今後は、2012年までに100億円の販売を目指すとしている。
《富永ジュン》
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