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【ワイヤレスジャパン2007 Vol.15】コルブリス、802.11n対応のデュアル無線APを展示

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 コルブリス・ネットワークス・ジャパンは802.11nおよび802.11a/b/gに対応したデュアル無線AP「MAP-625」を参考出品した。無線LANのなかで802.11aと802.11gは最大54Mbps、802.11bは最大11Mbpsとなっているが、802.11nは仕様上は最大600Mbpsとなっている。同社がブースで展示していた「MAP-625」は、802.11a/b/gと802.11nの無線部分を802.11nのパフォーマンス低下を防ぐというもの。

 代表取締役兼アジア担当シニアマネージャの的場晃久氏は次のように話す。「802.11nはすごく速いスピードがでるが、互換モードというのがあって、a/b/gのクライアントもつながります。でもa/b/gのクライアントが1台でもつながってしまうとパフォーマンスが下がってしまいます。今、b/g互換モードでbがつながった場合にはパフォーマンスが下がりますよね。それと同じことが802.11nでも起き得るんです。市場にあるクライアントの90%は802.11a/b/gなので、当然802.11a/b/gがつながってくるほうが多いことが考えられます。ですので、802.11nのパフォーマンスはまずでないでしょう。そうなってしまっては何のために機器を買ったのかわからない。だったら潔く無線を2つにわけて、a/b/gはa/b/gの無線につながって、nはnの無線につながるってようにしたほうが、投資は生きるでしょう。そういう発想で2つにわけています」

 MAP-625には802.11a/b/g用にフラップがついている。このフラップを閉じるとパッチアンテナ(指向性アンテナ)、開くとオムニアンテナ(無指向性アンテナ)になる。

 一方で、802.11nのパフォーマンスを活かすにはAPの工夫だけではダメだと的場氏は話す。「断定はできませんが、802.11nが普及すると帯域が増えますからネットワークを流れるトラフィックも増える可能性があります。そうすると無線LANスイッチに機能を全部集めているアーキテクチャーはもたなくなります」

 無線LANスイッチに障害が起きると、すべてのトラフィックは止まってしまう。それを回避するために同社のアーキテクチャーでは管理・制御のトラフィックのみを集中化し、ユーザー・トラフィックが無線LANスイッチへは流れてこないようにしているという。同社では、これを「最適化無線LANスイッチ」と呼んでいる。
《RBB TODAY》
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