東芝は5日、軽量・薄型・長時間駆動を実現したノートPC「dynabook SS RX1」を発表。3モデルが用意され、6月下旬から順次出荷する。
dynabook SS RX1は、同社が培ってきたノートPCの製造技術を結集させて、軽量化や薄型化を図った12.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載のノートPC。記録媒体にフラッシュメモリを採用し、DVDスーパーマルチドライブを搭載する「RX1/T9A」、記録媒体にHDDを採用し、DVDスーパーマルチドライブを搭載する「RX1/T7A」、HDDを採用し、光学式ドライブを搭載しない「RX1/S7A」の3モデルが用意されている。
dynabook SS RX1の主な特徴はまずその軽さだ。RX1/T9Aは848gという軽量化を実現している。さらに、ボディの素材にはマグネシウム合金を採用して薄肉鋳造技術を駆使し、また7mm厚の光学式ドライブを世界で初搭載した結果、最薄部で19.5mm厚を実現。光学式ドライブを搭載する12.1型ワイド液晶PCとしては世界最軽量・最薄だという。
ほかにもdynabook SS RX1にはさまざまな“世界初”が採用されている。ディスプレイには12.1型の半透過型液晶を世界で初めて採用。直射日光下での視認性を向上させている。また同時に、液晶バックライトのON/OFFによって屋内外で使い分けるなど、利便性と省電力性を向上させている。さらに、RX1/T9Aには世界で初めて大容量64GBのフラッシュメモリを搭載。高速起動・軽量化・省電力を実現した。
dynabook SS RX1は店頭販売の3モデルのほか、企業向けのモデルも用意されている。企業向けにはカスタムメイドモデルも用意され、1機種ながら総モデル数は260にも及ぶ。
3モデルの基本スペックとして、OSはWindows Vista Business。CPUはCore 2 Duo 超低電圧版 U7500(1.06GHz)。チップセットはモバイルインテル945GMS Express。ディスプレイは12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶で、解像度は1,280×800ピクセル(WXGA)。IEEE802.11a/b/g対応の無線LANを備える。インターフェースとして、USB2.0×3/ミニD-Sub15ピン/IEEE1394(4ピン)のほか、PCカードスロット/SDメモリーカードスロットを搭載する。本体サイズは幅283×高さ25.5×奥行き215.8mm。