多機能・ダイレクトプリントが当たり前に——06年インクジェットプリンタ市場動向 | RBB TODAY
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多機能・ダイレクトプリントが当たり前に——06年インクジェットプリンタ市場動向

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 民間調査会社のIDC Japanは26日、06年のインクジェットプリンタ市場動向を発表した。
 
 これによると、コピーやスキャナ機能を搭載したインクジェットMFP(多機能周辺機器)がシェアを伸ばし、インクジェットプリンタ総出荷台数の67%(前年同期比7ポイント増)を占める結果になった。同社は今後もこの傾向は緩やかに進み、2010年には75%近くがインクジェットMFPになると予測している。
 
 機能として注目されるのは、デジタルカメラの画像をPCを介さずに印刷できるダイレクトフォトプリント。06年に出荷されたA4判以上の用紙に対応するインクジェットプリンタの85%(前年同期比6ポイント増)がこの機能を採用している。ダイレクトフォトプリント機能はすでに「あれば便利」な機能から定番機能の1つになったといえる。小型フォトプリンタの出荷台数が56万9,000台と前年比で12%増加していることを見ても、デジタルカメラとの組み合わせを前提としたプリンタが現在のトレンドといえそうだ。
 
 一方で、06年第4四半期のインクジェットプリンタ総出荷台数は前年同期比で8%減の255万台。通年では前年比10%の減少となった。薄型テレビなどに押され、プリンタ購入の優先順位が低下したことがこの不振の原因と同社は分析している。また、Windows Vistaの発売直前でユーザーがPCおよび周辺機器を買い控えたことや、年賀状作成への関心の低下が背景にあるとしている。
《小林聖》
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