【IC CARD WORLD 2007 Vol.3】広がる電子マネー市場、鍵は女性 | RBB TODAY

【IC CARD WORLD 2007 Vol.3】広がる電子マネー市場、鍵は女性

エンタープライズ その他
FeliCaワークショップ:拡大するマーケット
  • FeliCaワークショップ:拡大するマーケット
  • ソニー FeliCa事業部門 事業開発部 統括部長 納村哲二氏
  • FeliCaチップの累計出荷台数は2億個を突破
  • 今後はマルチリーダ/ライタに高速大容量化
  • JR東日本 鉄道事業本部 Suica事業部長 椎橋章夫氏
  • Suica発行枚数の推移。PASMO乗り入れで加速するか
  • PASMO乗り入れで対応路線、駅数は大幅に増加
  • ビットワレット 執行役員常務 宮沢和正氏
 東京ビッグサイトで開催されている「IC CARD WORLD 2007」にて、3月6日にFeliCaワークショップと題して、ソニー、JR東日本、ビットワレット、FeliCa Networksの4社の代表が出席したワークショップが開催された。司会は、通信・ITSジャーナリストの神尾寿氏だ。

 冒頭、ソニー FeliCa事業部門 事業開発部 統括部長の納村哲二氏が、FeliCaチップの累計出荷が2億個を超えた市場が拡大していることを述べた。加えてサービスが多様化しているので、Edy、Suica、iDなどの方式に対応したマルチリーダ/ライタの重要性と高速、大容量チップの開発も進めているとのことだ。

 JR東日本 鉄道事業本部 Suica事業部長の椎橋章夫氏は、Suicaの発行枚数が1,900万枚以上、電子マネー対応で1,500万枚を超え、1日1万枚のペースで増えているとも。3月18日からはPASMOとの乗り入れも始まるので、さらならるサービスの充実もしていくそうだ。具体的には、記名式のSuicaの再発行、こども用Suica、各社連絡定期券への対応となる。また、Suica普及の要因のひとつとして、改札でサイフやバッグ、定期入れをかざすだけという「スマート」さが女性や若い層に受け入れられたのではないか、との認識も示した。

 ビットワレット 執行役員常務の宮沢和正氏は、Edyは小額決済向きでだれでも発行できることからプリペイドカードからクレジットカードや会員証などとの一体型といった形態、そして小売店舗以外に高速道路やタクシーなどの面展開によって、発行枚数で2,800万枚弱、加盟店舗49,000、1日のEdy取り扱い数1、500万件という数字を紹介していた。とくにスーパーマーケットなどでは、小銭のわずらわしさから解放され、クーポンやポイント制度もあり、主婦層(それも高齢者)への浸透が進んでいるそうだ。

 フェリカネットワークス 企画部 統括部長の丸子秀策氏は、子供のPTAの会合でケータイによる登下校管理や防犯ができないかという話になったとき、FeliCaなら実は簡単にできるということを説明したエピソードを紹介した。続けて、モバイルFeliCa対応の端末(おサイフケータイ)が2007年1月発表現在で累計76機種になり、端末の普及台数はこの3月には3,000万に達するだろうという予測を示した。エピソードにもあるように、ここでも、主婦層への認知度の高さとおサイフケータイの若い女性への浸透を強調していた。

 電子マネーの鍵を握るのは、家計同様にやはり女性ということだろう。
《中尾真二》

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