米マイクロソフトは12日(現地時間)、スペイン・バルセロナにて開催中のthe 3GSM World Congress 2007において携帯端末向けOS「Windows Mobile 6」を発表した。
Windows Mobile 6では、操作性を向上させたほか、Microsoft Outlook/Word/Excel/PowerPointのモバイルバージョンを搭載するのが大きな特徴だ。また、インターネットやPC、Exchange Server 2007のような企業内サーバからの動的リンクを含むリッチHTML形式のメールを作成者が意図したレイアウトで開けるようになり、Windows Live for Windows Mobileをあらたに搭載したことでWindows Live Messengerに代表されるWindows Liveサービスも利用できる。さらに、Microsoft Exchange Serverのダイレクトプッシュや遠隔データ消去にも対応する。
Windows Mobile 6搭載製品は2007年第2四半期に発売される。ヨーロッパ市場ではオレンジがHTC製SPV E650 smartphone、日本市場ではソフトバンクモバイルがHTCと東芝製端末の投入が予定されているのにくわえ、北米市場では人気が高いT-Mobile DashのWindows Mobile 6へのバージョンアップが計画されている。
《富永ジュン》