シマンテック、シニア層のパソコン・インターネット利用実態の調査を発表 | RBB TODAY
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シマンテック、シニア層のパソコン・インターネット利用実態の調査を発表

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 シマンテックは本日、50歳以上のシニア層のパソコン・インターネットユーザがどのようにパソコンやインターネットを利用しているかの実態調査の結果を発表した。

 同調査は、2006年4月にインターネット上でインターネット利用歴3年以上の男女年齢別計1,100名に対して実施した調査の中から、50歳以上の男女回答者計400名の回答を分析したもの。

 「パソコンの利用目的として、あてはまるものをすべて選んでください。」という設問に対しては、50歳以上の利用者の83%が「文書の作成や編集」(50歳未満の平均は73.4%)、66.5%が「画像作成や加工、編集」(同61.3%)と回答している。また、「主にどのようなデータを保存していますか」という質問には、77%が「一般文書」(同65.4%)、85.5%が「住所録やアドレスなどの連絡表」(同63.7%)と答えた。

 「一般的に、パソコンのトラブルが起こったとき、あなたはどのように解決しますか。」という質問では、50歳以上の男性の68.5%、女性の32.5%が「ほとんど自力でソフトのヘルプ機能やマニュアルで解決」を選択したのに対し、50歳以上の男性の18.5%、女性の59.5%が「詳しい家族や知人に頼る」と回答した。ジニア層の男性は自力で解決しようとするが、シニア層の女性は家族や知人を頼りに解決しようと考える傾向がうかがえた。

 「セキュリティ関連の問題について、なにか事前対策は行っていますか」との質問では、「ウイルス対策ソフトを使用する」と答えた50歳以上の男性は73.0%、女性は60.5%(50歳以下ではそれぞれ80%、63.5%)と全体よりやや低くなっているほか、「OSを定期的に更新している(パッチをあてる)」と回答した50歳以上の女性は17.5%(同16.5%)であるのに対し、男性は29.0%(同42.3%)と大幅に低くなっている。「メールアドレスをむやみに公開しない」でも50歳以上の男性は22.0%、女性は25.5%(同25.3%、27%)と日常的に気をつけなくてはならないセキュリティ対策についての意識は50歳以下の利用者で低くなっていることがわかる。

 紛失すると困るデータでは、50歳以上の男性の75.0%、女性の68.4%が「住所録や電話、メールアドレスなどの連絡表」を挙げた。「あなたは過去1年間に、自分の大切なデータを損失したことはありますか。」との質問には、50歳以上の男性の32.5%、女性の18.0%が「ある」と回答し、「そのデータを復元できましたか。」という質問に対しては50歳以上の男性の41.3%、女性の50.5%の回答者が「ほとんど復元できなかった」と回答した。

 50歳以上の男性の38.5%、女性の43.5%が「バックアップをしていない」と答え、その主な理由として男性の42.9%が「面倒だから」、女性の49.4%が「やり方がわからないから」を挙げた。

 シマンテックでは、バックアップの重要性とセキュリティ対策の認識・実践、身近にパソコンやインターネットを利用しているシニア層がいる場合はわからないこと、危険なこと、困ったことなどを話し合う場を持つことなどを勧めている。
《富永ジュン》
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