KDDIは、DIONダイヤルアップ接続の地域アクセスポイントを9月に廃止する予定だと発表した。これに伴い、地域アクセスポイントを利用した「DIONダイヤルアップ バリバリコース」などの提供を9月より順次終了する。 対象となるのは4コースで、6月21日で新規受け付けを終了し、サービス提供の終了は2006年9月の予定。コースによって、サービス終了時に自動的に「DIONダイヤルアップ マイティコース」へ移行する場合と、解約となるコースがある。今後、これら各コースのユーザーに対して、サービス終了のスケジュールならびに代替サービスの案内を行っていくという。 マイティコースは全国共通番号のアクセスポイントを利用し、全国どこからでも通信料金が一律で度数課金というダイヤルアップ接続コース。登録料は無料で、月額インターネット接続料が1,554円、通信料が1度数あたり8.4円となっている（料金はいずれも税込み）。 KDDIは地域アクセスポイントの廃止理由として、利用が減少したことを挙げている。かつては個人ユーザーにとってダイヤルアップ接続こそがインターネット接続の主な手段であり、地域アクセスポイントの多さがISPの実力でもあったが、ブロードバンド接続サービスの普及に伴い、地域アクセスポイントの利用は大幅に減少。すでに2004年初頭から＠nifty、BIGLOBE、So-netなどの他社ISPが相次いで地域アクセスポイントを廃止し、全国共通番号のアクセスポイントに切り替えている。 終了の対象となるコースは次のとおり。カッコ内は、終了時に「DIONダイヤルアップ マイティコース」へ自動的に移行するか、解約となるかの区別。●対象コース DIONダイヤルアップ バリバリコース（移行） DIONダイヤルアップ ダイヤル2コース（解約） DIONダイヤルアップ ダイヤル3コース（移行） DIONダイヤルアップ ダイヤルくじらコース（解約）
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