「TIME」誌をネタにポッドキャスティングで英語を学ぶ | RBB TODAY
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「TIME」誌をネタにポッドキャスティングで英語を学ぶ

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新しくスタートした英日バイリンガル番組「タイムマガジン ポッドキャスト フォー ジャパン」にゲスト出演するピーター・バラカン氏
  • 新しくスタートした英日バイリンガル番組「タイムマガジン ポッドキャスト フォー ジャパン」にゲスト出演するピーター・バラカン氏
 英語ポータルサイト「英語タウン」を運営するエイゴタウン・ドット・コムは、米国の英文週刊ニュース誌「TIME」と提携し、ポッドキャスティングを使った英日バイリンガル番組「タイムマガジン ポッドキャスト フォー ジャパン」の無料配信を始めた。

 番組は約10分間で、毎週木曜日に更新される。中・上級以上の英語力を身につけたい人や、国内外の最新情報を知りたい人が対象だ。エイゴタウン・ドット・コムでは、3か月で10万人のリスナー獲得を目指している。

 番組では毎週、政治や経済、アート、スポーツなど「TIME」誌の最新号に掲載された記事を題材に、英語のネイティブ・スピーカーと日本人ナレーターが意見を交わしながら会話を進める。

 キャスターたちのトーク法は、独自の英語メソッド「パラトーキング」に基づいている。英語ネイティブが話した後、日本人ナレーターが彼の話のポイントを日本語で言い換えながら自然に会話を続ける。翻訳ではなく、掛け合いのようなやり取りだ。そのため話の流れが中断せず、ナチュラルスピードで英語の意味を確認できる。

 また番組には、TBSのドキュメンタリー番組「CBSドキュメント」の司会でも知られるピーター・バラカン氏が不定期でゲスト出演する。

 番組スタートにあたっては、「TIME」誌の定期購読を64%割引するなどの購買キャンペーンも用意した。番組で採用されたニュースを目で読みながら、英語を耳で聞く学習法をすすめている。

 アップル社「iTunes」などのポッドキャスティング対応受信ソフトに番組を登録すれば、最新の番組が自動的にダウンロードされる。それをiPodなどの携帯オーディオプレーヤーに取り込めば、通勤電車の中や昼休みなど、いつでもどこでも英語学習ができる。

 4月19日にアップルストア銀座で開かれた記者発表会では、ピーター・バラカン氏が、「僕は『CBSドキュメント』の司会をしているが、番組で流すニュースは意外に日本で知られていない。今回の番組や『TIME』誌で、日本人がこういうニュースに詳しくなるのは大歓迎だ」と挨拶した。

 またタイム・インクの金杉一朗アジア雑誌販売局副局長は、「iPodを使えばどこでも学習でき、英語を学ぶのに最適だ。番組では『TIME』誌に載った記事の背景や、記事には書かれていないニュースの裏側なども流せればと考えている」などと語った。

 一方、エイゴタウン・ドット・コムのラッセル・ウィリス社長は、「今後は番組の内容をCD-ROMなどにして販売することも考えている。また番組で出た重要なキーワードをサイト上に掲載し、用語解説するなどの方法も検討したい」と、今後の戦略を述べた。

 サイト「英語タウン」は、英語学習コンテンツや英語を生かせる仕事情報のほか、英会話スクールの検索などを提供している。2000年にスタートし、月間ページビューは250万。一方、「TIME」誌は1923年に創刊されたニュース誌だ。全世界で2,900万人の読者をもち、518万部を販売している。
《松岡美樹》
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