マイクロソフト、日本でのUMPCはまず教育分野で展開。4月より試験的な導入事例を開始 | RBB TODAY
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マイクロソフト、日本でのUMPCはまず教育分野で展開。4月より試験的な導入事例を開始

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 マイクロソフトは4日、新カテゴリーのモバイルPC「Ultra-Mobile PC(UMPC)」の日本市場における展開について、第1弾の展開としてラーニング(教育)分野への取り組みを重点的に行うと発表した。

 UMPCは、タッチスクリーン入力やペン入力などを含むWindowsベースPCの全機能を、小型軽量で携帯性に優れたハードウェア上で実現するもの。

 ラーニング分野は、従来からタブレットPCのペンを使った直感的な操作と入力により、高い評価を得ていた分野だとしており、タブレットPCを活用した授業の実施などその効果が数多くの教育機関で実証されているという。これを含め、UMPCの携帯性および操作性に優れた点を活かし、学校・自宅間の携帯ができることにより、生徒の学習効率が向上する新しい学習環境を実現できるとしている。

 また今後は、先進的なコンシューマーユーザへの施策と同時に、金融、流通、製造、ヘルスケアなど、従来のタブレットPCで実績のある分野にも展開をしていくと発表している。

 日本初のUMPC活用事例では、2006年4月に新設された京都の立命館小学校において、全校児童への導入を視野に入れた上で、4月より小学校3年生の1クラスを対象に33台のUMPCが試験導入されている。対象となるクラスの児童には1人1台のUMPCが提供されており、自宅にも持ち帰ることで学校と同様の環境で学習できるという。同校ではUMPCを学習に活用することで、児童の学習意欲や効率を上げることを目指しており、目標として6年生までに習得する漢字を、4年生までに習得させたいと発表している。

 さらに、UMPC対応のソフトウェアやコンテンツ開発の第1弾として、ラーニング関連の国内ソフトウェアベンダー(ISV)やコンテンツプロバイダがいち早く賛同しており、UMPCの特徴である携帯性やタッチパネルによる操作を活かしたソフトウェアやサービスの提供を検討しているという。

 ラーニング分野での賛同企業および団体は以下のとおり。
・株式会社IEインスティテュート
・株式会社アドバンスト・メディア
・株式会社アルク
・株式会社学習研究社
・株式会社小学館
・財団法人日本漢字能力検定協会
《村上幸治》
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