ケーブルウエスト、ベイ・コミュニケーションズ(ベイコム)、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)の3社は16日、シスコシステムズが開発した「Wide Band DOCSISテクノロジー」を使用して、従来の同軸ケーブル上において最大300Mbps超の高速ケーブルインターネットサービスを可能にする実証実験を4月に実施すると発表した。
Wide Band DOCSISテクノロジーは、ケーブルインターネットの仕様であるDOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specification)をベースに、シスコシステムズが開発した技術。DOCSISチャンネルを最大25チャンネル束ねることにより、新たに光ファイバーを敷設する必要もなく、すでに各家庭内に引き込まれている同軸ケーブルをそのまま利用して、理論上、最大通信速度1Gbpsを実現することが可能になるというもの。