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ORICON STYLE、月間来訪者数400万人突破。ランキング充実やWebマガジン創刊など

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ユーザ数増の要因や、今後の展開について説明する小池恒右オリコン社長
  • ユーザ数増の要因や、今後の展開について説明する小池恒右オリコン社長
  • 1月度の月間ユニーク来訪者数(UU)が412万人で月間ページ閲覧数(PV)は5,000万件
 オリコンは、同社が制作・運営するランキングポータルサイト「ORICON STYLE」の月間ユニーク来訪者数が、2006年1月実績で対前年比2.7倍の400万人(ネットレイティングス社SiteCensus調べ)を突破したと発表した。これを受け同社では記者説明会を開催し、小池恒右社長がユーザ数増の要因や、今後の展開について説明した。

 まず初めに、1月度の月間ユニーク来訪者数(UU)が412万人で月間ページ閲覧数(PV)は5,000万件、2月にはUU500万人突破のめどが立っていると説明。小池社長は「(ORICON STYLEでは)出会い系やアダルト系コンテンツは一切掲載しておらず、健全なサービスのみでこの数値はきわめて価値が高い」と喜びの表情を見せた。

 この急成長の要因としては、2005年に実施した全面リニューアルによるところが大きく、特にリニューアルのポイントとなったランキング情報の充実、さらには映像配信サービス「TOP20」や音声番組「TOP40」の人気が上げられた。また、2005年夏ごろより緩やかではあるが成長の兆し(図参照)を見せていることからは、同サイトでも提供中の音楽配信サービスの認知度向上の影響も読み取ることができる。

 ランキング情報としては、従来から提供してきた「音楽」「DVD・映画」に2月15日には「書籍」「TV視聴率」「デジタル機器・製品」を追加。また、女性の気持ちや、なぜ受けるのか? なぜ流行るのか? などユニークな調査結果をニュースサイトに配信するなど、「あらゆる人間の興味・関心・好奇心に応えるランキング」を発信しており、配信先のサイトからのリンクバックもUU増に大きく貢献しているという。社長自信が「オリコンは『ミュージックブランド』ではなく『間違いなくランキングブランド』である」と言い切るところからも、さらなるランキングサービス充実への意気込みが伺えた。

 「TOP20」は、10フィート離れて観るTVと、2フォートで観るPCのコンテンツの違いは何か? の結論から生まれた、5分間でヒットシーンを体感できる無料の映像音楽番組だ。現在、月間400万から500万ストリーミングの利用があり、小池社長によると「おそらく、Web上でもっとも多くの人に観られている番組」という。

 一方「TOP40」は、人気DJ鮎貝健による無料の音声音楽番組。Web上の音声番組を聴きながらPCを操作するというスタイルが受け入れられ、現在、週間15万ストリーミングの利用があるという。同番組はポッドキャスティングでも提供されており、今後は携帯電話へのストリーミング配信も視野に入れられているようだ。なお、映像コンテンツのモバイル環境への提供については、著作権問題をクリアしたかたちでSDカードで持ち歩くのがベストであると考え、調整に入っているという。

 今後の大きな展開としては、“感性でくくるWebマガジン”3タイトルの創刊が発表された。51%を占めるという同サイトの女性ユーザをターゲットに恋愛やコスメ情報などの情報を発信する「ELSA」、同社が発行する週刊音楽ビジネス誌ORIGINAL CONFIDENCEと連動した「ORIGINAL CONFIDENCE」、クールという形容詞でくくり、アーティスト関連のコンテンツをオリジナル写真を交えて発信する「WM」を、3月中旬の創刊に向け準備中という。

 このほか、アーティストページなどへのブログの設置や、ブログから音楽配信サービスの利用があった場合にブログオーナーに成果報酬を支払うアフィリエイトなども近々導入する計画だ。さらに、ワンセグについても検討を進めているという。

 2006年1月時点で5,000万PV・412万UUを記録し成長を続けるORICON STYLEであるが、3月時点での1億PV・600万UUはすでに視野に入っており、今後も健全なコンテンツのみを提供し、2006年6月に3億PV・700万UU、2006年9月に5億PV・1,000万UUを目指すという。この予想について小池社長は、「この数値はコンサバティブな目標であると」付け加え、自信のほどを伺わせた。
《編集部》
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