松下とインテル、ノートPCの駆動時間延長技術を共同開発 | RBB TODAY
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松下とインテル、ノートPCの駆動時間延長技術を共同開発

IT・デジタル ノートPC
 松下電池工業は24日、インテルと共同で、ノートPCの駆動時間を延長させる技術を開発することで合意したと発表した。これにより、松下電池工業は次世代高容量リチウムイオン電池を、インテルはノートPC用モバイルプラットフォーム技術を協力して開発していくという。

 現在、同社では1日の仕事時間中(約8時間)は充電なしを実現する「All day computing」の実現に向け、高容量化を追求した次世代高容量リチウムイオン電池の技術を開発。また、インテルではノートPCの省電力化技術を開発している。今回の合意内容は、これら両社が開発する技術を融合させ、ノートPCの駆動時間を延長させる技術を共同開発することだとしている。

 松下電池工業によると、現在ノートPCに搭載されているリチウムイオン電池の容量は2.0Ah〜2.6Ahまであるが2.2Ahのものが主流となっており、電池の充電電圧は4.2V、放電終止電圧は3.0Vになっているという。しかし、現在開発されている次世代高容量リチウムイオン電池は、正極および負極の反応材料の変更と、利用電圧範囲の拡大により、電池容量の増大が可能になるという。

 同社ではその第1弾として、現在の主流品よりも約30%高容量の2.9Ahタイプを2006年4月に導入する予定だとしている。この電池は、ニッケル酸系正極を用いており、充電電圧は4.2Vと従来のリチウムイオン電池と同じだが、放電終止電圧が2.5Vになり利用電圧範囲が拡大している。
《村上幸治》
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