ニコンが8日発表した2005年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比14%増の1,573億円、営業利益は同3.5倍増の139億円、純利益は同3.5倍増の77億円となった。 4〜6月期の事業別業績は以下のとおり。 映像事業では、デジタル一眼レフカメラの最上位モデル「D2X」、新製品の「D70s」「D50」の販売が好調。また、コンパクトデジタルカメラも、「COOLPIX S1」などの新製品を中心に好調だったため、売り上げ・利益とも順調に推移した。売上高は前年同期比24%増の970億円、営業利益は同70%増の90億円。なお、デジタルカメラの出荷台数は、前年同期比19%増の190万台だった。 精機事業では、半導体ステッパーの販売は予定どおり推移するとともに、液晶用露光装置の販売も堅調だった。売上高は同1%増の472億円、営業利益は前年同期9億円の赤字から50億円の黒字に転換。 インストルメンツ事業では、顕微鏡と測定機ともに、ほぼ前年同期並みの実績となった。売上高は同6%増の105億円、営業利益は前年同期6億円の赤字から3億円の赤字に改善した。