両国国技館、6万人規模のユーザに対応可能な無線LAN配信システム | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

両国国技館、6万人規模のユーザに対応可能な無線LAN配信システム

エンタメ スポーツ
記者会見で挨拶した日本相撲協会理事・広報部長の高砂浦五郎氏(左)と、インテルのグレッグ・ピアーソン共同社長(右)
  • 記者会見で挨拶した日本相撲協会理事・広報部長の高砂浦五郎氏(左)と、インテルのグレッグ・ピアーソン共同社長(右)
 5月8日から東京・墨田区の両国国技館で、観客席にいながらにして大相撲の情報にアクセスできる館内無線LANサービス「Sumo Live TV powered by Intel」が始まった。

 システム構築を担当したNTTブロードバンドプラットフォームの眞部利裕サービス開発部長によれば、このサービスは配信技術としてマルチキャストを採用し、6万人規模のユーザにコンテンツを配信可能だ。

 新サービスの発表記者会見では、冒頭で日本相撲協会理事・広報部長の高砂浦五郎氏(元・朝潮)が挨拶したほか、NTTブロードバンドプラットフォームの眞部利裕サービス開発部長、インテルのグレッグ・ピアーソン共同社長が登壇した。

 NTTブロードバンドプラットフォームの眞部利裕サービス開発部長によれば、このサービスでは多くのユーザに配信を行うためマルチキャストが採用されている。また「マルチキャストでは画像が止まったりカクカクするなど品質の確保がむずかしいが、複数の無線基地局を設置し、電波強度を高めることでそれを解決している」(眞部氏)と解説した。

 一方、同サービスでトータルアドバイザを務めるインテルのグレッグ・ピアーソン共同社長は、「我々は今回の企画を実現するためコンサルティングを担当した。サービスの実装にも加わっているが、これらの活動はマーケティングの一環でもある」と語った。

 ところでこのサービスは「Live TV」と謳ってはいるが、ライブ配信されるのは国技館内に流れる場内FM放送「どすこいFM」のスタジオの模様だけだ。実際の相撲の取組を実況し、それをインターネット経由で館外から受信できるような仕組みにする予定はないのだろうか?

 これについては日本相撲協会理事・広報部長の高砂浦五郎氏(元・朝潮)は、「放送と通信の融合が進めば今後ありうるかもしれないが、当面は今の形で行く。まだ始まったばかりのサービスなので、まずは国技館の紹介などを中心に構成している」などと語った。
《松岡美樹》
【注目の記事】[PR]
page top