ルートは、1993年より高速無線データ通信に取り組んでおり、1997年には無線技術とインターネット技術を融合した無線IPルータの開発に成功し、以降無線IPルータは地域情報化、ブロードバンドアクセスに利用され、現在では約150市町村の地方自治体で導入されている。また、有線・無線LANを問わず、強固なセキュリティと確かな認証を実現する「Secure IP Solution」を開発し、国立大学や公立病院などへ提供。さらに、無線LANとMobile IP技術の融合により時速300km程度の高速移動中でも途切れることなくIPネットワークへのアクセスを実現する「Mobile IP Solution」を開発し、国土交通省、道路公団、鉄道会社への実績を有し、その技術力は、香港地下鉄での実証実験への採用など海外においても注目されている。
《村上幸治》