林海象監督、探偵を主人公にしたネットシネマ26本を手がける | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

林海象監督、探偵を主人公にしたネットシネマ26本を手がける

エンタメ その他
向かって右から俳優の佐野史郎、林海象監督、大和田廣樹ネットシネマカーニバル実行委員長
  • 向かって右から俳優の佐野史郎、林海象監督、大和田廣樹ネットシネマカーニバル実行委員長
 東京・六本木ヒルズで開かれた「ネットシネマカーニバル」において10月31日、映画監督の林海象が主催する「映像探偵社」の株式会社化が発表された。同社は今後、劇場用映画制作に加え、ネット配信を主目的としたブロードバンド事業を展開していく。

 また新体制の第1弾作品として、私立探偵をテーマにしたネットシネマ「探偵事務所5」シリーズの撮影を予定している。

 発表会には林監督のほか、俳優の佐野史郎をゲストに招き、ネットシネマカーニバル実行委員長の大和田廣樹(ブロードバンドタワー社長)がインタビューする形で行われた。

 林監督は自身が製作・脚本もこなしたデビュー作「夢みるように眠りたい」(1986年)以来、永瀬正敏が主演した探偵・濱マイクシリーズ3部作を手がけるなど、「探偵」に独自のこだわりがある。またゲストの佐野史郎は「夢みるように眠りたい」にも出演している。

 発表会の冒頭、インタビュアーの大和田実行委員長から来年の取り組みを聞かれた林監督は、「来年は(ネットシネマは)探偵物に絞り、新しい探偵シリーズを撮る。ほとんどの作品に佐野さんが出ている。彼とは20年来のつきあいで、僕の探偵シリーズの中での初代探偵でもある」と語った。

 新しい探偵物は「探偵事務所5」シリーズ26本だ。林監督によれば、「1話につき1人の探偵が出てくる物語だ。主人公のスーツには秘密兵器が仕込まれていて、いろんな依頼内容をこなしていく。来年1月からクランクインする予定だ」という。

 またネットシネマの可能性について聞かれた林監督は、「基本的には映画と変わりないが、18分で充分なものもあれば、45分必要なものもある。その意味では時間の制約がなく、自由に作れる実験場だ」と分析する。

 一方、佐野史郎も、「劇場用映画もデジタルカメラに移行しているし、今は映画の歴史でいえば白黒サイレントからトーキー、カラーに変わったとき以来の変革期だ。こういう時期には才能ある人がどんどん出てくるだろう」と語っていた。

 なお映像探偵社ではこのほかにも、来年9から10月頃にカンボジアを舞台にした劇場用作品をクランクインさせる予定だ。
《松岡美樹》
【注目の記事】[PR]

特集

page top