IT時代の「富山の薬売り」となるか? 中小企業向け定期訪問型ITサービス
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具体的なサービスとしては、定期的に訪問してくる「IT-Rouder」と呼ばれるスタッフが、状況にあわせて最適なソリューションを提供するというもの。また、別途設定されるオプションサービスに対応するために「IT-Concierge(アイティ−コンシェルジュ)」と呼ばれるスタッフが準備され、高度な案件にも対応できる体制を整えるという。
「IT-Rouder」はパソナテックの登録エンジニアの中から、準専門技術者を選抜される。また、トレンドマイクロからは中小企業向けウイルス対策製品や対策状況設置の提案・サポートを行うため、トレンドマイクロのセキュリティ関係認定資格「TCAE/TCSE」を通じての技術支援が行われる。
常駐ではなく、状況に対応しながら定期的にサービスを提供する姿は、日本古来のビジネスモデル「富山の薬売り」に通じるものがある。常時接続によるインターネット利用が一般化した昨今、ウイルスや不正アクセスの脅威は日常的なものとなりつつある。こうした中で、中小企業といえどもセキュリティ関係については鈍感ではいられないだろう。IT時代の「薬売り」は、顧客のニーズをうまくつかみとることができるか注目されるところである。