インテルは2日、デスクトップ代替のノートPC向け、およびバリューノートPC向けにモバイルプロセッサ4製品を発表した。今回発表されたのは、同社最新の90nmプロセス技術で製造されたモバイルPentium 4プロセッサ3製品「モバイル Pentium 4 538(3.20GHz)」「同532(3.06GHz)」「同518(2.80GHz)」と、Celeron Mプロセッサファミリに新たに追加された1製品「Celeron M 340」で、いずれも出荷中だ。 モバイルPentium 4プロセッサは、デスクトップPCの代替品として利用される大画面、フルサイズキーボード、光学ドライブ搭載の大型のノートPC向けに設計されたもの。 モバイルPentium 4 538、同532、同518の特徴は、ハイパースレッディング(HT)テクノロジを採用し、1Mバイトの2次キャッシュ、新しい13の命令セットであるストリーミング SIMD 3エクステンション(SSE3)、改良型のNetBurstマイクロアーキテクチャを備えることだ。動作周波数は順に、3.2GHz、3.06GHz、2.8GHz。これらのプロセッサは、電力管理機能である拡張版SpeedStepテクノロジを搭載し、デスクトップPC向け製品に比べ発熱を抑えられる。チップセットは、Intel 852GMEやIntel 852PMに対応。 Celeron M 340は、同社のモバイルマイクロアーキテクチャを採用し、512Kバイトの2次キャッシュ、動作周波数1.5GHz、400MHzシステムバスを備え、Celeronプロセッサより低い電圧で動作する。Celeron Mプロセッサは、消費電力が削減されたことにより、薄型軽量ノートPCへの搭載に適している。Intel 852GM チップセットやIntel 855チップセットファミリに対応。 価格(1,000個受注時)は以下のとおり。・モバイルPentium 4 538:32,280円・モバイルPentium 4 532:25,690円・モバイルPentium 4 518:22,180円・Celeron M 340:14,710円