先日、生まれてはじめて食べもののスパムを口にしました。ウェブ上でスパムといえば、初期には迷惑メールを意味し、さらには検索エンジンを欺いたり一部の強引なウェブ広告にまでその概念を拡張しつつある、おそらく最も呪われた存在といえます。 本家のSPAMの製造元のホーメル社からすれば、自分の商品がコメディアンのネタにされたばかりでなく、迷惑メールを意味する言葉として世界中に普及してしまったということでかなり同情すべき話ではあります。 今回のテーマは、SPAMと広告の境界線について扱ってみたいと思います。この小文は読者の方と、ちょっとしたトリビアと見識(と評価していただれるのであればですが)を分かち合いたいという動機の他に、SPAMという食べ物の名誉回復の願いを込めて書いています。(記事本文を読む)