マーク・アンドリーセン氏が開発したホスティング技術をNTTコムが採用 | RBB TODAY

マーク・アンドリーセン氏が開発したホスティング技術をNTTコムが採用

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マーク・アンドリーセン氏が開発したホスティング技術をNTTコムが採用
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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、完全SLAのホスティングサービス「AGILIT」を6月下旬から提供する。この発表に合わせてセミナー「BIZ-VISION 2004」にて、サービスを共同で提供するOpswareを設立したマーク・アンドリーセン氏が基調講演を行った。

マーク・アンドリーセン氏。インターネット利用者数の統計を背にし「景気が後退した時期があっても、利用者数は増え続けている」と示した


 同氏は、イリノイ大学在学中にWebブラウザー「Mosaic」を開発したことで有名。現在は、膨大な数のサーバを管理するサービスを提供するOpsware社の会長として活躍している。具体的には、負荷に合わせてサーバの構成を自由に変更する、複数代台のサーバに自動的に修正プログラムを適用する、障害時の自動復旧などの技術を持っている。

 NTTコムはこの技術を用いてAGILITを提供する。AGILITでは、短時間であっても障害が発生すると料金の返還に応じる「SLA100%保証」を導入。これまでのホスティングサービスのSLAは、障害が一定時間を越えないと返金されなかった。さらに、サーバの構成の変更や一時的な増設が容易になっているのも特徴だ。

 講演で同氏はスポーツニュースのサイト「FOXSorts.com」での事例を挙げた。同サイトでは、スーパーボウルの前後になるとアクセス数が通常の2〜10倍にまで急増するという。ここに同社の技術を用いて、「イベントがあるときはサーバを準備してピークに備える。しかし、次の日から通常に戻した」とアピールした。さらに、突発的に増えるアクセスへの対応においても実績がある。USATODAY.comでは、アメリカ同時多発テロの直後にアクセス数が2倍の増加。しかし、約90分でそれに耐えられる構成に変更できたとしている。

 なお同氏は、Opswareの説明の前に現状のインターネットについて、さまざまな数字を挙げその成長ぶりを示した。これによると、利用者数、接続時間、ブロードバンドユーザ、無線LAN端末などの数字が右肩上がりになっているが、「ユーザが増えると提供するサービスもサーバも増え、パッチがインストールされないなどのミスが発生する」とし、これらの技術を開発した経緯を語った。
《安達崇徳》

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