[コラム]「音楽配信」が揺さぶる、僕たちの生活感覚(水島久光) | RBB TODAY

[コラム]「音楽配信」が揺さぶる、僕たちの生活感覚(水島久光)

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 2004年は、マッキントッシュが発売になって20周年の記念すべき年です——ついでながら、僕が大学を出てからちょうど20年になるので、そのことも相俟って非常に感慨深いのですが——、アップルのサイトに行くと、当時非常に話題となったMacのCMのリメイク版を見ることができます。

 もちろん皆さんご存知のとおり、このCMはジョージ・オーウェルの『1984』のパロディーで、ビッグブラザーにアスリートと思わしき女性がハンマーを投げつける(あえて“ドラクロワ”になぞらえて、「女神」と呼んでみたくもなりますが)シーンが印象的でした。アップルはこのCMで、中央集権的なメインフレーム(IBM文化ですね)に向けた挑戦状を叩きつけたわけです。「PC=自由な個人の表現ツール」というイデオロギーは、ここからマーケットに発信されていったといえましょう。

 そこでこのリメイクされた新しいCMに注目してみましょう。ほとんど映像は当時と変っていませんが、よく見てみるとこの女性は腰に「iPod」を着けています。これ、結構重要なポイントですね。“20年前は「Mac」だったけど、2004年は「iPod」で既成権力に対抗するんだ”ってメッセージにも見えます。そこで今月の「ブロードバンド文化研究所月報」では、このところのデジタル化の流れの中で「音楽」と僕たちの関係がどう変ったのかについて考えてみたいと思います。(水島久光:コラム本文へ)
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