沖縄三線で「涙そうそう」を弾こう! 沖縄三線道場、2/4スタート | RBB TODAY
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沖縄三線で「涙そうそう」を弾こう! 沖縄三線道場、2/4スタート

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沖縄三線で「涙そうそう」を弾こう! 沖縄三線道場、2/4スタート
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 沖縄の伝統楽器「沖縄三線(さんしん)」の楽器の購入から習得までを、インターネットで行える新サービス「沖縄三線道場」が、2月4日(水)にスタートする。

サイトでは会員向けサービスのほか、沖縄のエリア別観光情報や美しい沖縄映像も提供

 「沖縄三線道場」は、人気急上昇中の楽器「三線」の講座をブロードバンド配信する「eラーニング」、講師の運指など好みのアングルで確認できる補助教材「マルチアングルDVD」、楽器をオンライン販売する「eコマース」(希望者のみ)をセットとし、楽器の購入から習得までをトータルに提供することが特徴だ。

 「eラーニング」では、「三線のルーツや歴史」、「弾く前の準備」、「三線の構え方」といった基礎知識から「チンダミ」と呼ばれる調弦に始まり、夏川りみやBEGINのヒット曲「涙(なみ)そうそう」や、人気沖縄民謡の課題曲演奏までを指導。ほかにも、工工四(くくんしー)と呼ばれる楽譜のダウンロードサービスや、工工四の読み方をゲーム感覚で学べるコーナーなど、ブロードバンドのメリットを生かしたサービスが用意される。なお、サービス開始時には、初級編のみの提供だが、今春には中級編がスタートする予定だ。

1月29日、東京・青山で開催された記者発表会の出席者。琉装を纏った女性が進行役を務めた

 同コンテンツの監修および講師を務める野村流音楽協会教師で沖縄県芸術大学非常勤講師の山内昌也氏は1973年生まれで、三線指導者の中では異例の若さだ。20歳で琉球新報社主催琉球古典芸能コンクール最高賞を受賞するなど輝かしい経歴をもつ。記者発表会で山内氏は、「ネット、ブロードバンド、DVDなどの身近なメディアを使って三線を教えられることはすばらしい」と喜びを語った。

監修・講師を務める野村流音楽協会教師・山内昌也氏

 対象は500kbps以上のブロードバンド環境を有するユーザで、利用には、Windows Media Player、Flash Player、Shockwave Player、Adobe Readerなどが必要となるがいずれも無料でインストールできる。料金は、90日分の受講料を含む初期費用が7,500円(税込み)で、以後、30日ごとに500円が必要となる。なお初期費用には、定価5,040円のマルチアングルDVDも含む。また、三線は受講生特価で27,930円からとなっている。

 このコンテンツは、デジタルコンテンツネットワーク(DCN)と松下電器産業が共同で製作・運営するもの。DCNは、全国のタウン情報誌15社の出資会社で、タウン情報誌が培ってきた地域情報データベースを武器に、松下電器産業と共同で、2001年より地域情報サービスの新しいビジネスモデル開発に関する取り組みを行ってきた。両者が昨年オープンした「ラーメンニッポン!」は、Yahoo! Internet Guideの「Web of the Year 2003・新人賞」を獲得するなど、人気のコンテンツになっている。なお、「沖縄三線道場」の提供には沖縄のタウン情報誌「おきなわ倶楽部」発行元のダイオキが協力している。

 多忙や住宅事情などから、楽器の演奏をあきらめている方も多いだろう。同サイトで三線を購入すると贈られる消音器「しのび駒」、そして都合のよい時にいつでも講義を受けられる同サービスを利用すれば、三線の習得も夢ではなさそうだ。

 沖縄三線は、14世紀から15世紀に中国から伝わった三弦(サンシェン)という楽器がルーツといわれている。1560年頃には三線が沖縄から大阪へ伝わり、太棹三味線や細棹三味線に発展。三線では蛇皮が使われているが、三味線には犬や猫の皮が使われ、音色も異なる。なお、沖縄三線は、三味線楽器の中でもっとも小さい楽器となる。

 「沖縄三線道場」は「三線」全国ブームの火付け役になれるのか、今後の展開に期待したい。
《編集部》
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