地上デジタル放送が見えてきた−J-COMは来春にPPVやVoDトライアルを開始 | RBB TODAY

地上デジタル放送が見えてきた−J-COMは来春にPPVやVoDトライアルを開始

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地上デジタル放送が見えてきた−J-COMは来春にPPVやVoDトライアルを開始
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ジュピターテレコム社長 森泉知行氏
「地上デジタル放送においてCATVの果たす役割は大きい」と意気込みを語るジュピターテレコム社長 森泉知行氏
 ジュピターテレコムは、12月から関東エリアと関西エリアの14局で地上デジタル放送サービスを開始する。

 同社はこのデジタルサービスを、J-COM TVのプレミアサービスとして位置づけ月額5,480円の利用料で提供する。利用できるのは、地上デジタル放送、BSデジタル放送、CS基本チャンネルデジタル配信、CSオプションチャンネルデジタル配信、EPGサービスなど。なお、本サービスを利用するにはセットトップボックスの交換が必要となる。工事費は8,000円程度になる予定だ。

 地上デジタル放送は、「ハイビジョンの高画質と高品質」「視聴者参加も可能な双方向性機能」「携帯電話や携帯端末用動画サービス」など、各種サービスを実現するものとして期待されている大事業。国のIT化政策の柱のひとつでもある。

 デジタル伝送放送は、デジタル対応テレビ・セットトップボックスが必要となる「パススルー方式(同一周波数/周波数変換)」、CATV局が専用セットトップボックスを設置するだけでよい「トランスモジュレーション方式」「リマックス方式」の4種類があるが、同社ではトランスモジュレーション方式を採用した。これは、利用者があらたにデジタル対応機器を購入しなくても、従来のアナログテレビでハイビジョン放送を視聴できるようにするためだ。なお、「トランスモジュレーション方式による画質の劣化はない」と、利用者に満足してもらえるとの自信を見せている。

 2004年春には、CSデジタルチャンネルの追加やインパルスペイパービュー、ビデオオンデマンドのトライアルなどの新サービスを開始する。また、ハードディスクに録画できる「PVR」、加入者限定コンテンツ「Walled Garden」、テレビを使った「TVインターネット」「TV Eメール」「T-コマース」といった各種サービスも順次開始する予定でいる。

 特に、EPG画面から直接商品を購入できるインパルスペイパービューは、米国で商品の購入が大幅に増加したことから、CATV復活の鍵として大きな期待を寄せているようだ。

 同社代表取締役社長 最高経営責任者 森泉知行氏は、地上デジタル放送サービス開始について「地上デジタル放送においてCATVの果たす役割は非常に大きい。デジタルによって双方向性機能を活かしたさまざまな新しいサービスを提供することが可能となる。これら新サービスを提供していくことで、CATV事業者自身も変化していくだろう。その過程においては、事業者の再編・統合といったこともありうる」と語っていた。

 同社は、テレビサービス「J-COM TV」、インターネット接続サービス「J-COM Net」、電話サービス「J-COM Phone」のフルサービスを「J-COM Broadband」というブランドで提供するMSO。
《北島友和》

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