トレンドマイクロは、新種のワーム「WORM_RPCSDBOT.A(アールピーシーエスディボット)」について警告を行っている。現在猛威をふるっているワーム「MSBLAST(別名:Blasterなど)」と同じRPCインターフェイスのバッファオーバーフロー脆弱性を利用するワームで、バックドアによる外部からの不正アクセスを引き起こす。 同社によると、WORM_RPCSDBOT.AはIRCを使ったバックドアを仕掛けるほか、ランダムなIPアドレスのTCP 135番ポートにアクセスして自分自身を広めようとする(ワーム本体の転送はTFTPを使用)。 感染対象のOSは、Windows NT / 2000 / XP / 2003 Server。セキュリティホールの修正はもちろんだが、セキュリティホールをふさいでいないPCがネットワーク内に残っている可能性も考慮し、ルータやファイアウォールにおいて、ワームが発病に使うRPC関連ポート(TCPの135、139、445、593)の出入り、UDP/69(TFTP)の出入りを遮断するといった設定もあわせておこなっておこう。[更新 2003/8/15 17:36]MS03-026の脆弱性に関連するポート番号を更新しました。