売り上げが落ち込む中でも経常ベースで増益に —パワードコム15年度決算 | RBB TODAY

売り上げが落ち込む中でも経常ベースで増益に —パワードコム15年度決算

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売り上げが落ち込む中でも経常ベースで増益に —パワードコム15年度決算
  • 売り上げが落ち込む中でも経常ベースで増益に —パワードコム15年度決算
代表取締役社長 白石智氏
 パワードコムは、2002年度の決算説明会を行った。02年度の決算では、「東京電話」事業や東京電話インターネット(現POINT)が売り上げを減少させる中、経常利益ベースでは増益(38億円の黒字)となっている。

 この「減収増益」のおもな要因は、赤字事業のPHSを切り離したこと、マイライン獲得競争のコストがなくなったことの2点。最終損益ベースでは299億円あまりの赤字となっているが、PHS事業譲渡に伴う移転損失や事業支援損失が特別損失に計上されたためだ。

 インターネット接続サービス(POINT / Powered Internet・旧 東京電話インターネット)は、ブロードバンド系メニューの利用者が増えたことで売り上げは増加(25.4億→45.9億)したものの、営業費用が大きくのしかかり、55.9億円の経常赤字となった。全ID数は、1年間で21万ID→22.6万IDと増加。このうちブロードバンド会員は3.2万ID→8.3万IDに増加したとのことで、02年度末では全IDの37%がブロードバンド会員ということになる。

 パワードコムでは、電力系通信事業者を結集した「アクセス系を保有する全国事業会社連合」を今年夏をめどに実現、「企業から家庭まで」をカバーする通信サービスを展開する計画。アクセス系光ファイバインフラによる接続サービスに加え、VoIP応用サービスやCDN、ASPサービスなども提供、相乗効果で利益を拡大したい考えだ。

 なお、電力系のIP電話事業の相互接続に向けてはパワードコムがバックボーンとゲートウェイを整備する計画で、今年夏の時点でパワードコム(東京電力エリア)と、九州通信ネットワーク、ケイオプティコム、中部テレコミュニケーションを相互接続する予定。その他の電力系通信事業者についても、秋から年内にかけて整備を進めていく。

 パワードコムは、東京通信ネットワーク(TTNet)と旧パワードコムが4月1日に合併してできた電力系通信事業者。
《RBB TODAY》
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