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VIVATO、フェイズドアレイアンテナを使ったWi-Fi無線LANシステムを発表。電波出力を上げずに遠距離化を達成

エンタープライズ モバイルBIZ
 米VIVATO社は、フェイズドアレイアンテナを使った無線LANシステム「Wi-Fi switch」を発表した。同社の特許技術であるPacketSteeringにより、通信相手(クライアントPCなど)に向けて電波を絞った通信をおこなうことで、遠距離化と通信速度の向上、セキュリティの確保(収束化された電波のため覗かれにくい)などを実現する。通信距離については、空中線出力を上げることなくキロメートル単位にまで拡大できるとしている。

 IEEE802.11b、11aおよび11gに対応できるとのことで、VIVATOでは大企業や大学、病院など大きな敷地・建物への導入のほか、ブロードバンドサービスのアクセス(ラストマイル)用などにも売り込みたい考えで、実際の製品は2003年の第1四半期に出荷が開始される予定である。

 フェイズドアレイアンテナは、イージス駆逐艦のレーダー部などにも採用されている技術で、アンテナ自体を動かすことなく指向性のきわめて高いビームを形成できるのが特徴。
《RBB TODAY》
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