NTT東など、サーバ間のP2P通信を利用したコンテンツ流通プラットフォーム実証実験 | RBB TODAY
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NTT東など、サーバ間のP2P通信を利用したコンテンツ流通プラットフォーム実証実験

ブロードバンド その他
 NTT東日本は参加企業8社とともに、サーバ指向ピア・ツー・ピア(P2P)通信モデルを利用したブロードバンドコンテンツ流通プラットフォームの実証実験を都内で開始する。実験期間は明日より9月30日まで。

 「パーソナルポータルプラットフォーム(仮称)」と名づけられた本プラットフォームは、データ保存のためのネットワークストレージ機能を持つ「パーソナルポータルサーバ」同士がP2P通信を行うことにより、大容量のコンテンツの加工・流通を実現させる点が特徴となっている。

 P2P通信では通常、クライアント同士が直接通信を行ってデータをやり取りするため、安価かつタイムラグが少ないとされる反面、常にセキュリティの問題をはらんでいた。一方今回の実証実験で用いられるプラットフォームでは、ユーザ同士ではなくユーザがアクセス回線経由で接続したパーソナルポータルサーバ同士が通信を行う「サーバ指向P2P通信モデル」を採用することにより、P2P通信のメリット享受とセキュリティ確保の両立の実現が図られている。(システム構成図はこちら

 パーソナルポータルサーバにはストレージ機能のほか、コンテンツをWebメールに似たインターフェイスで送受信する「メール機能」、動画ファイルのサムネイル作成やストリーム形式への変換、また検索のためのメタ情報添付などを行う「インデクシング」機能、さらにメタ情報に基づいてプラットフォーム内の情報を検索する「サーチ機能」が搭載されており、実験ではNTT東日本がこれらの各機能ならびに本プラットフォームにより構築された双方向CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の技術面・採算面からの検討を、また他の参加企業は実際にプラットフォーム利用した上での利便性・有用性の評価を行うことになっている。

 NTT東日本以外の実験参加企業は以下のとおり。

・銀座サクラヤinfomedia事業部
・クライアープラネット
・シーエヌエス
・シーピーシー
・特許資料共同組合
・他3社
《RBB TODAY》
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