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NTT-MEが無線LANのAP事業。Wifi-zone認定を受け、国内でISPにローミングサービス

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 NTT-MEが無線LANのAP事業を開始する。NTT-MEはオープンであることを重視し、国内初のWifi-zone認定を受けISPにローミングサービスとし提供する。実験は今月中に技術検証を実施し、8月よりモニタ募集と共にモニサービスを提供する。商用サービスの提供は11月を予定している。

 NTT-MEの無線LANアクセスサービス事業は、徹底したオープン思想にもとづくもの。あくまでもアクセスポイントの設置を重視し、加盟ISPに対してローミングという形でアクセスポイントを提供する。アクセスポイントの設置は、提携会社とし東武鉄道、相模鉄道、エーエム・ピーエム・ジャパンの名前があがったが、NTT-MEによると、これらの会社にとどまらず新たな提携先も水面下で動いている。また、NTT-MEのモデルは、公衆無線LAN互助会とでもいえる形になっていることが特徴。アクセスポイント設置者に対しては、利用者の利用度合いに合わせたペイパックが実行される。アクセスポイントの設置やバックボーンインターネットへのつなぎ込みは設置者負担が原則となっているが、利用者を増やすことにより設置コストや運営コストを補えることが特徴となる。

 さらに、NTT-MEは地域コンテンツに着目し、エリアコンテンツにもアクセスできるようにすることで利用者の便宜を図る。ポータルサービス事業者としては、NTT-Xがすでにメンバーとして加わっている。また、コンテンツ事業者として、凸版印刷とイリンクスも初期メンバとしコンテンツを提供するもよう。

 NTT-MEは、トータルサービスとして無線LANアクセスポイント事業をとらえており、サービス全体を短期でたちあげるために、各社の協力をあおいでいる。事実、ネットワークサービスの協力会社として、iPassやベリサインも参加しており、各ISPのつなぎこみはiPassのローミングサービスを使うことになる。これにより、ユーザはあくまでも使い慣れプロバイダを利用できるため、自宅、モバイル時を問わずにほぼ同じ環境でインターネット接続ができる。また、将来のVoIPサービスやVPNを実現する手段としてもNTT-MEはアクセスポイント事業をとらえており、オフィススポット事業者として富士ゼロックスと共にスポットの拡大をめざす。また、機器ベンダとして日立製作所、NECカスタマックス、沖電気、コンパック、Commil、タカラ、神鋼商事、マイクロチューン・インクが参加しており、通信端末やPDAからのアプローチも実施されることになる。

 現状、サービス料金などは未定であるものの、月額1,500円程度でISPのオプション料金として提供する方針でいる。料金徴収はあくまでISPへの支払いとなる。
《RBB TODAY》
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