NTT、PHSと無線LANの両方に対応するソフトウェア無線機を開発
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ポイントとなるのは、DSPとA/D・D/Aコンバータの間の中間周波数部として、新たに考案されたフレキシブルレート・プリポストプロセッサ。FPGAで動的に回路構成を変更するることで、回路規模を押さえながら多様なフィルタが構成できる。また、信号の処理には、DSP(TMS320C6201 200MHz)を4つ、CPU(PowerPC750 400MHz)を1つ使用。各部分にソフトウェアをダウンロードすれば、ソフトウェア無線機はPHS端末や無線LANアダプタなどとして動作する。
構成上、携帯電話を待ち受けながら無線LANを使う、といった同時使用は難しそうだが、第二世代・第三世代携帯電話から無線LANまで対応できる多機能無線端末ができれば、モバイルそのもののスタイルも大きく変わることになりそうだ。